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聖書の58番目の書 ― ヘブライ人への手紙『聖書全体は神の霊感を受けたもので,有益です』
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書かれた場所: ローマ
書き終えられた年代: 西暦61年ごろ
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聖書の58番目の書 ― ヘブライ人への手紙『聖書全体は神の霊感を受けたもので,有益です』
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6 ヘブライ人への書が記された時と場所について,証拠は何を示していますか。
6 書かれた時について言うと,既に述べたとおり,それはパウロがイタリアにいた時でした。手紙の結びで筆者はこう述べています。「わたしたちの兄弟テモテが釈放されたことを知ってください。彼がすぐにでも来れば,わたしは彼と一緒にあなた方に会えることでしょう」。(13:23)これは,パウロが自分の釈放のまもないことを予期し,テモテに同行する希望を持っていたことを示唆しているようです。テモテも投獄されていましたが,すでに釈放になっていたのです。それゆえ,ローマにおけるパウロの初めの投獄の最後の年,すなわち西暦61年が,その書かれた年とみなされます。
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