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  • オーストリア・アルプスで真理を鳴り響かせる
  • エホバの王国を告げ知らせるものみの塔 1988
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  • 小さな始まりから
  • 「自分たちのベテルを建てる」
  • 一層の増加に備えられる
エホバの王国を告げ知らせるものみの塔 1988
塔88 3/15 22–23ページ

オーストリア・アルプスで真理を鳴り響かせる

オーストリアはまさに,その高山緑草地帯や「ウィーンの森」,また美しく青きドナウで有名です。これらの光景や他のよく知られた光景は,世界の各地からヨーロッパ中部にあるこの小さな国を訪れる人たちを魅了します。

観光シーズンもたけなわの昨年8月,100人近くの訪問者から成る一つのグループが,全く別のものを見るため,17か国から訪れました。それらの人たちは,オーストリアでエホバの証人が行なう王国を宣べ伝える業を指導する,ものみの塔協会の新しいオーストリア支部事務所の献堂式に出席するためウィーンにやって来たのです。

小さな始まりから

1923年,オーストリアにおける協会の最初の支部事務所がウィーンに開設されました。それは,その都市にいた「ものみの塔」誌の四人の予約者に対する最初の訪問から10年近くたった後のことです。その時までに,王国宣明者の数は約100人に増えていました。その後,第二次世界大戦が勃発して,ナチが占領するようになり,忠実な兄弟たちにとって厳しい試練と苦難の期間が続きました。しかし,兄弟たちは耐え忍び,戦争が終わるまでに,その隊伍は700人以上に増加していました。

拡大しつつある業を顧みるため,1957年にガルガッセ44番の一つの建物が購入されました。幾年もの間,この国における王国の業の着実な拡大に対処するために,建物の改築が数回にわたって行なわれてきました。1973年には王国伝道者の数が1万人の大台を超えたため,1980年代の初めに,増築に関する計画が立てられました。法的な障害物もついには取り除かれ,支部に隣接した地所が入手されました。1983年3月に外部の業者が鉄骨を建て始め,その後,兄弟たちが引き継いで,建物を完成させました。

「自分たちのベテルを建てる」

オーストリア全土のエホバの証人が自発的に作業に携わりました。「自分たちで自分たちのベテルを建てる」というのがスローガンでした。証人たちは車やバスで訪れ,ある週末には190人が訪れたこともありました。国内の伝道者の5人に一人が作業に従事したと考えられます。その中には,建築家や配管工などの専門家も含まれていました。また,資材を提供したり,作業場を使わせてくれたりした人たちもいれば,仕事を休んで建設期間中ずっと作業に携わった人たちもいました。

休暇の一部を建設現場で過ごした一人の兄弟はこう書いています。「すばらしい休暇の週を過ごさせていただいたことを重ねて感謝したいと思います。人類の動揺した海に囲まれた静かな島にでもいるかのようでした。そのような身体的かつ霊的なさわやかさを無料で味わえたのは驚きです」。幼い者たちでさえ建設にあずかりました。ある8歳の子供はこのような手紙を寄せました。「ベテルのけんせつのためにお金がいることを聞きました。自分でためたお金を少し送りたいと思います。この手紙に200シリング(約2,100円)入れておきます」。自発奉仕者のためにパンを焼いたり,イチゴを摘んだり,ジュースを作ったりした人たちもいました。建設期間中,毎週土曜日には,ウィーンにある36の会衆の伝道者たちが軽食を準備しました。

一層の増加に備えられる

最初の建物の改築と周りの新しい建造物の増築で,支部施設は今までの3倍以上の,延べ5,400平方㍍の床面積を持つようになりました。その施設には,38の居室と80人収容の食堂,それに新しい台所と洗濯室が含まれています。新しい王国会館は最初の建物の真後ろに建てられました。建物の残りは,管理事務所や他の様々な部門で占められています。

新しい支部施設の献堂式は1987年8月22日に行なわれました。282人の賓客の中には,ヨーロッパの16の支部から来た約100人の人々と,韓国から来た一人が含まれていました。第二次世界大戦の試練を生き延びた,オーストリアの古い人々も100人ほど出席しました。彼らの中の最年長者はグラーツから来た102歳のマリア・ハックでした。他の七つの場所に集まった6,810人の聴衆も電話回線を通じて献堂式のプログラムを聞きました。

献堂式のプログラムの主要な話し手は,米国ニューヨーク市ブルックリンのエホバの証人の統治体のT・ジャラズとM・G・ヘンシェルでした。ジャラズ兄弟は,「エホバの栄光のために実を結ぶ枝」という主題で話し,ヨハネ 15章2節および8節を用いて,「枝」(英語では支部という意味もある)が多くの実を結ぶ時,エホバに栄光がもたらされることを示しました。新しい支部施設は,エホバの栄光のために実を生み出す上で大きく寄与するでしょう。

ヘンシェル兄弟は,献堂式の話の中で,エホバが目的を持たれる神であることを強調しました。エホバはご自分の目的を事前に知らせてこられただけでなく,ご自分にそれを成し遂げる力があることを実証してこられました。わたしたちは,サタンからの反対があっても,神の目的が成就することを確信できます。

プログラムが終了した時,出席者全員は,新たな力を込めて宣べ伝える業を行なうための励みを得たように感じました。この新しい立派な施設が,偉大な創造者エホバの栄光と賛美のために,この高山国で王国の良いたよりを一層広範に鳴り響かせるよう,オーストリアの証人たちを備えさせるものとなるのは明らかです。

[23ページの図版]

庭から見た新しい建物

王国会館

正面玄関

新しい建物。右側は改築された建物

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