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アジアと中東2017 エホバの証人の年鑑
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1度の会話がきっかけに
フィリピンで,ジョナサンは医師との面会のために待っていました。ジョナサンのきちんとした身なりに気づいた受付係のライラという女性は,保険の外交員さんですか,と尋ねました。ジョナサンは,自分はエホバの証人で,診療の必要なエホバの証人を助けるためにここに来ていると説明しました。心を動かされたライラは,最近亡くなった父親が「ものみの塔」誌をいつも読んでいたことをジョナサンに伝えます。ジョナサンはヨハネ 5章28,29節を開き,「亡くなった家族の者にはどんな希望がありますか」のパンフレットを渡しました。
フィリピン: ジョナサンは受付係に証言した
その後,病院へ行くたびに,ジョナサンはさらに出版物を持って行きました。そして1人の姉妹に引き継ぎ,その姉妹がライラとの聖書研究を始めました。やがてライラの夫,妹,母親など一緒に住む人たちが研究に参加しました。
近所に住むローズが,ライラのアパートに多くの人が来るのはなぜかと聞きました。ライラはエホバの証人と聖書を研究していることを説明し,その結果,ローズも研究を始めました。そして,故郷にいる妹のアビガイルを訪ねた時,自分が学んでいることについて生き生きと話しました。アビガイルは興味をそそられて聖書研究を申し込みました。ローズの母親も研究を始めることにしました。
ライラは最近の地区大会でバプテスマを受けました。ライラの母親もバプテスマを受けています。近所に住むローズとアビガイルは昨年バプテスマを受けました。ローズの母親は定期的に集会に出席するようになっています。そして,ライラの他の家族も聖書研究を続けています。これらすべては,病院での1度の会話から始まったのです!
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