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  • 永遠の命は本当に可能ですか
    ものみの塔 1999 | 4月15日
    • 2 多くの人は,どんな希望を持っていますか。それはなぜですか。

      2 意義深いことに,1997年9月28日付のニューヨーク・タイムズ・マガジン(英語)は,「生きてゆきたい」という特集記事を載せました。その記事には,ある研究者の言葉が引用されていました。「私は,永遠に生きる最初の世代は我々かもしれない,と本気で考えている」というのです。あなたも,永遠の命は可能である,と信じておられるかもしれません。そう考えるのは,聖書が,人間はこの地上で永久に生きられると約束しているからでしょう。(詩編 37:29。啓示 21:3,4)しかし,ある人々は,聖書に見いだせる以外の理由で永遠の命は可能である,と考えています。そうした理由を幾つか考察するなら,永遠の命は本当に可能であるという認識を持てるでしょう。

      永久に生きるよう設計されている

      3,4 (イ)人間は永久に生きられるはずだと,ある人たちが信じているのはなぜですか。(ロ)ダビデは,自分の形成過程について何と述べましたか。

      3 多くの人が人間は永久に生きられるはずだと信じている一つの理由は,驚嘆すべき人体の造りと関係があります。例えば,母胎内での胎児の形成過程一つにしても,まさに奇跡的です。老化現象に関するある指導的な権威者は,こう書いています。「自然は,人間を受胎から誕生に,またその後,性的な成熟と成人期に至らせる奇跡を行なった後,そうした奇跡を永遠に維持するというだけの,もっと初歩的と思えるメカニズムを考案しないことにした」。そうです,人間の奇跡的な造りのことを考えると,人間が死ななければならないのはなぜか,という疑問が残るのです。

      4 今から幾千年も前に,聖書筆者ダビデは,まさにこの種の奇跡について熟考しました。とはいえ,今日の科学者が行なえるように,子宮内を実際に見ることができたわけではありません。ダビデは,自分自身の形成過程について思い巡らし,自分が「母の腹の中に,仕切られた状態にして保たれ(ていた)」と書いています。そのとき,『自分の腎臓が造り出された』と言っています。ダビデは,自分の「骨」が形成されたことについても語り,そのとき「わたし(は)ひそかに造られた」と述べています。次いでダビデは,「胎児のときのわたし」について語り,母親の子宮内のその胎児に関連して,「そのすべての部分が書き記されてい(た)」ことを認めています。―詩編 139:13-16。

      5 人間が胎内で形成されることには,どんな奇跡が関係していますか。

      5 ダビデが母親の胎内で形成されてゆくさまについて,文字どおりの手書きの青写真があったわけでないことは明らかです。しかしダビデは,自分の「腎臓」や「骨」,また体の他の部分が造られるさまについて黙想したとき,そうしたものが設計図にしたがって発達し,すべてがいわば「書き記されて」いたように思えたのです。母親の胎内の受精した細胞の中に大きな部屋があり,本がぎっしり詰まっていて,人間の赤ちゃんをどのように形作るかについての詳しい指示がそれらの本に掲載され,そうした複雑な指示が,出現する細胞一つ一つに伝えられたかのようでした。そのようなわけで,サイエンス・ワールド誌(英語)は,『発育過程にある胎児の細胞一つ一つが,青写真一式を収めたキャビネットを備えている』という比喩的な言い方をしています。

      6 ダビデが書いているように,わたしたちが「くすしく造られて」いるというどんな証拠がありますか。

      6 あなたは,人体の,奇跡的とも言える機能について考えたことがありますか。生物学者のジャレド・ダイヤモンドは,「腸の内壁を覆っている細胞は数日に一度,膀胱の内壁を覆っている細胞は2か月に一度,赤血球は4か月に一度新しくなる」と述べ,「自然は毎日のようにわれわれをばらばらにし,元通りにしているのである」と結論しています。これは実際には何を意味するでしょうか。それは,8年であれ80年であれ,さらには800年であれ,生きる年数にかかわりなく,人体は非常に若いままであるということです。ある科学者はかつてこう概算しました。「現在我々のからだの中にある原子の約98%は,1年以内に,我々が空気,食物,飲み物を通して摂取した他の原子に取って代わられる」。確かに,ダビデがたたえたとおり,わたしたちは「くすしく造られて」います。―詩編 139:14。

      7 人体の造りに基づいて,ある人たちはどんな結論に達していますか。

      7 老化現象に関するある権威者は,人体の造りに基づいて,「老化の生じる理由ははっきりしていない」と述べています。人間は実際のところ,永久に生きてもいいはずだと思えるのです。人間が科学技術によってこの目標を達成しようとしているのはそのためです。比較的に最近のことですが,アルビン・シルバースタイン博士は,「死を征服する」(英語)という著書に,確信をもってこう書いています。「生命の本質が解明されるだろう。われわれは……老化の実態を理解することになるだろう」。どんな結果になるでしょうか。博士はこう予言しています。「“年老いた”人はもはやいなくなる。死を征服することを可能にする知識は,永遠の若さをももたらすからである」。人間の造りについてのこうした現代科学の考察からしても,永遠の命という考えはそんなに不合理なものでしょうか。永遠の命は可能であると信じることのできる,さらに強力な別の理由があります。

  • 永遠の命は本当に可能ですか
    ものみの塔 1999 | 4月15日
    • ニューヨーク・タイムズ・マガジンの「生きてゆきたい」という記事は,「神: 科学技術」と,「科学技術の潜在力に対する強い期待」に言及しました。ある研究者は,「やがて遺伝子操作技術が利用できるようになり,老化を止め,多分それを逆転させることによって[我々の]救いとなることを……楽観的に信じて」いるとさえ言ったとされています。しかし,実際のところ,老化を止め,あるいは死を征服する点で,人間の努力は全く効果を上げていません。

      13 人間の脳の構造は,人間が永久に生きるように意図されていることをどのように示していますか。

      13 では,永遠の命を得る道はないということでしょうか。そうではありません。道はあります。人間の脳の驚嘆すべき構造,その実質的に無限の学習能力を考えれば,そうした道のあることを確信できるはずです。分子生物学者のジェームズ・ワトソンは,人間の脳を「宇宙で今までに発見されたもののうち,最も複雑なもの」と呼びました。神経学者のリチャード・レスタクも,「既知の宇宙のどこにも,それにわずかでも類似したものは存在していない」と述べました。もし永遠の命を享受するように意図されたのでなければ,実質的に無限の情報を蓄積し,吸収する能力のある頭脳と,永久に機能する造りになっている体がわたしたちに備わっているのはなぜでしょうか。

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