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「心が賢く」しかも謙遜エホバに近づきなさい
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11-12. アブラハムはどんな経験を通してエホバの謙遜さを実感しましたか。
11 エホバは,不完全な人間が気掛かりなことを話したいと思う時にも喜んで聞いてくれます。アブラハムの例をもう一度考えてみましょう。アブラハムは,エホバがソドムとゴモラを滅ぼそうとしていることを聞いた時,戸惑いました。それでエホバに,邪悪な人と一緒に正しい人も滅ぼすなど「あなたに限ってあり得ないことです」と言い,「地上の人全てを裁く方は,正しいことを行われるのではありませんか」と問い掛けます。そして,もし町に正しい人が50人いたとしても町全体を滅ぼすのかと尋ねます。エホバはそれに答えて,そんなことはしないと言います。でもアブラハムは,正しい人の数を45人,40人,と減らしながら何度も同じことを質問します。そのたびにエホバは正しい人を滅ぼすことはしないと言いますが,アブラハムは10人になるまで質問を繰り返します。エホバがどれほど憐れみ深いかをまだよく理解していなかったのかもしれません。いずれにしても,エホバは辛抱強く謙遜に耳を傾けました。自分の友アブラハムが気掛かりなことを話せるようにしたのです。(創世記 18:23-33)
12 頭が良くて学識のある人は,自分よりはるかに知性が低い人の話をそれほどまでに辛抱強く聞こうとはなかなか思わないかもしれません。c でも,私たちの謙遜な神は聞いてくれます。
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