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ハンガリー1996 エホバの証人の年鑑
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1910年にラッセル兄弟の講演会に出席して真理を学んだヤーノシュ・ドーベルは,ハンガリーの西部へ行き,大いなる熱意を抱いて,ザルドバーノクで宣べ伝える業を開始しました。ごく短期間に群れが一つ誕生しました。この群れはドーベル兄弟の熱心な指導のもと,近隣の町や村を余すところなく巡って宣べ伝えました。しかし,兄弟は激しい反対に遭うことがしばしばあったため,時々,アメリカに帰りたいと思うことがありました。そんな時,妻は,「あなた,私たちはなぜハンガリーへ帰って来たの? 宣べ伝えるためじゃなかったの?」と尋ねました。すると,ヤーノシュは落ち着きを取り戻すのでした。
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ハンガリー1996 エホバの証人の年鑑
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[74ページの図版]
ヤーノシュ・ドーベル(上)とヨーゼフ・トルディー(右)は,聖書の真理をハンガリーに持ち帰り,熱心な福音宣明を行なった
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