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ユダ,II聖書に対する洞察,第2巻
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すでにキリストに背いていたにもかかわらず,ユダはイエスと交わり続けました。彼は西暦33年ニサン14日に過ぎ越しを祝うためにイエスや使徒たちと共に集まりました。過ぎ越しの食事の最中にイエスは謙遜にも使徒たちに仕え,彼らの足を洗われました。偽善的なユダは,自分に対してイエスがそうするのを許しました。しかしイエスは,「あなた方のすべてが清いのではない」と言われました。(ヨハ 13:2-5,11)イエスはまた,そこで食卓に着いていた使徒の一人がご自分を裏切るであろう,とも言われました。ユダは,罪がないかのように見せるためと思われますが,自分がその者かどうか尋ねました。イエスはユダがその者であることをさらに明らかにするものとして,ユダに一口の食物を与え,ユダに対し,自分のしていることを早く済ませるようにとお告げになりました。―マタ 26:21-25; マル 14:18-21; ルカ 22:21-23; ヨハ 13:21-30。
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ユダ,II聖書に対する洞察,第2巻
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ローマ人は多分,だれがイエスなのか分からないでしょう。それで,ユダは前もって打ち合わせておいた仕草どおり,キリストにあいさつをし,『いとも優しく口づけする』という偽善的な行為によって,だれがイエスなのかを示しました。(マタ 26:47-49; ヨハ 18:2-12)
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