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    2005 エホバの証人の年鑑
    • 宣教者ホームと王国会館が必要

      1968年,エホバの証人の世界本部からアイスランドを訪問したネイサン・H・ノアが,支部事務所と宣教者の住まいのためにもっとふさわしい建物を探すようにと提案しました。それまでは様々な家を借用していましたが,兄弟たちは,王国会館,宣教者ホーム,支部事務所が一体となった建物を建設するための土地を探し始めました。その間に,レイキャビクのクレブヌガタ通り5番地のふさわしい家を借りることになり,6人の宣教者が1968年10月1日にそこへ引っ越しました。この建物はその後5年間,アイスランドにおける業の中心地となりました。しばらくして,兄弟たちはレイキャビクのソガベグル通り71番地にある立地条件の良い土地を購入しました。1972年の春,新しい支部事務所の建設が始まりました。兄弟たちの人数は少なく,設計や建設の知識もあまりなかったので,かなりの困難が伴いました。兄弟たちの中には建設を請け負える人も左官職人もいなかったので,外部の業者を雇う必要がありました。業者は非常に協力的で,兄弟たちがこのプロジェクトに参加するのを許してくれました。兄弟たちは現場の隣にある古い建物の一部を借りて,食事を取るための場所としました。姉妹たちは交替で作業者のための食事を自宅で作り,現場まで運んで来ました。

      建設作業は,その地域の人たちに対する立派な証しとなり,業者や市の当局者たちがエホバの証人について知る良い機会ともなりました。工事の進み具合を見ようと現場に立ち寄る人もいました。内装の左官工事をする段階になると,デンマークから左官職人の兄弟が助けに来てくれました。姉妹たちも多くの仕事を行ないました。現場に来た市の監督官たちは,姉妹たちがセメントミキサーを操作していることに気づきました。そこで監督官の一人はこう言いました。「我々の教会の女性たちにも見せてやりたいですね。寄付箱を持ち歩いて募金を求めるよりも,実際に作業をするほうがよっぽど教会の建設に役立ちますよ」。この建物は1975年5月に献堂され,アイスランドを訪問していたミルトン・G・ヘンシェルが献堂式の話を行ないました。この建物は長年にわたり,アイスランドの主要な宣教者ホームとして,またレイキャビクの諸会衆の王国会館として用いられました。現在は,支部事務所となっています。

      1987年までに,アークレイリの町にも新しい王国会館と宣教者ホームが建てられました。その建設プロジェクトを手伝うためにフィンランドとスウェーデンから60人以上の兄弟姉妹が応援にかけつけ,エホバの民の一致と国際的な兄弟関係が一層よく知られるようになりました。

  • アイスランド
    2005 エホバの証人の年鑑
    • [243ページの図版]

      右: アークレイリの王国会館と宣教者ホーム

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