-
アイスランド2005 エホバの証人の年鑑
-
-
基礎が据えられる
27年かけて植えたり水を注いだりした結果,アイスランドの兄弟たちはついに労苦の実を目にするようになりました。1956年の初め,7人の新しい人たちが王国の側に立場を定め,エホバに献身したのです。それまでというもの,真理に関心を示した人の大半は真理のうちにしっかり立ちませんでした。例外はイングランド出身のアイリス・オーベリでしたが,この姉妹は後にアイスランドを離れました。しかし今や7人の新しい人たちがバプテスマを受け,基礎がしっかりと据えられました。ところが,真理が根づくのを見届けようと一生懸命に働いてきた宣教者や開拓者たちは,おもに健康上の理由で1957年までにアイスランドを去っていました。
そのようなわけで,1957年には,前年にデンマークから来ていた特別開拓者のエディト・マルクス姉妹が小さな会衆を世話することになりました。このグループは,真理を学んでその内に堅く立つよう助けてくれた人たちが急にいなくなったため,収穫の働き人による援助を必要としていました。ほどなくして,デンマーク,スウェーデン,ドイツから特別開拓者が派遣され,また多くの伝道者や開拓者もアイスランドに移動して,王国を宣べ伝える業に加わりました。それ以降,ゆっくりと,しかし着実に増加が見られるようになりました。
-
-
アイスランド2005 エホバの証人の年鑑
-
-
合計41人の伝道者と開拓者
-