-
聖書は人の生き方を変えるものみの塔 2011 | 7月1日
-
-
『もう偶像の奴隷ではありません』。―アバ・ダンスー
生まれた年: 1938年
生まれた国: ベナン
かつては: 偶像崇拝者だった
過去の歩み: わたしは,湖に近い湿地にある村,ソチャフーウェで育ちました。村人たちは,漁をしたり,牛,やぎ,羊,豚,鶏などを飼ったりしています。この地域には道がないので,人々は小舟やカヌーを使って行き来します。家は一般に木や草で建てられていますが,れんが造りの家もあります。村人のほとんどが貧しい暮らしをしていますが,犯罪は都市ほど多くありません。
わたしが子どもの時に,父は姉とわたしを呪物崇拝者の修道院のような所に入れました。そこでわたしは姉と共に,伝統的な信仰を教えられました。そして,大きくなってからヨルバ族の神ドゥドゥア(オドゥドゥワ)を自分の神とし,その神のために小屋を建てて,ヤムイモ,ヤシ油,カタツムリ,鶏,鳩,その他さまざまな動物を定期的に犠牲としてささげました。それらの犠牲は高価だったので,有り金をほとんどはたいてしまうことも少なくありませんでした。
聖書によってどのように生き方が変わったか: わたしは,聖書を学び始めて,エホバが唯一のまことの神であることを知りました。また,崇拝に像を用いることはエホバに是認されない,ということも知りました。(出エジプト記 20:4,5。コリント第一 10:14)わたしは,何をしなければならないかに気づき,持っていた偶像すべてを投げ捨て,家にあった偶像崇拝に関係した物を何もかも処分しました。また,占いをしてもらうのをやめ,地元で行なわれる儀式や葬式にも参加しなくなりました。
わたしのような60代の女性にとって,そのような変化を遂げるのは容易なことではありませんでした。友人や親族や近所の人から反対され,物笑いの種にされました。でも,わたしはエホバに,正しいことを行なうための力を与えてくださるよう祈りました。箴言 18章10節の,「エホバのみ名は強固な塔。義なる者はその中に走り込んで保護される」という言葉にも慰められました。
ほかにも助けになったのは,エホバの証人の集会に出席したことです。そこではクリスチャンの愛に触れることができましたし,聖書の高い道徳規準に従ってゆこうとする人々を見て感銘を受けました。わたしは目にした事柄から,真の宗教を実践しているのはエホバの証人である,と確信しました。
どんな益を受けたか: 聖書の教えを当てはめた結果,子どもたちとの関係を改善することができました。また,肩の荷が下りたようにも感じています。かつては,命を持たず何の益ももたらしてくれない偶像にお金をつぎ込んでいましたが,今では,すべての問題を永久に解決してくださるエホバを崇拝しているからです。(啓示 21:3,4)本当にうれしいことに,わたしはもう偶像の奴隷ではなく,エホバに仕えています。エホバこそ真の安全と保護を与えてくださる方なのです。
-
-
聖書は人の生き方を変えるものみの塔 2011 | 7月1日
-
-
[12ページの図版]
エホバの証人の間でクリスチャンの愛に触れることができました
-