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筋道立てて道理に訴える神権宣教学校の教育から益を得る
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イエスは,人々と論じる点で際立った手本を残しておられます。人々の背景を考慮に入れて,人々の受け入れやすい例えを使われました。
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筋道立てて道理に訴える神権宣教学校の教育から益を得る
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イエスは隣人の定義を述べませんでした。もしそうすれば,異邦人やサマリア人に対して当時のユダヤ人が抱いていた一般的な態度のゆえに,その人は異議を唱えたことでしょう。むしろイエスは,一つの例えについて筋道立てて考えるよう促しました。それは,隣人愛を示したサマリア人の例えです。強盗に襲われて打ちのめされていた旅人をサマリア人は助けましたが,祭司とレビ人はそうしませんでした。イエスは一つの簡単な質問をして,その人が肝心な点を理解したかどうか確かめました。イエスが筋道立てて道理に訴えたので,その人にとって「隣人」という表現は,考えてもみなかった意味を帯びるようになりました。(ルカ 10:25-37)見倣うべき,なんと優れた手本でしょう。こちらが一方的に話すなら,事実上,家の人に代わって考えることになります。むしろ,聴き手に考えさせるような,巧みな質問や例えの用い方を学んでください。
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