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エホバは従順な人を祝福し,保護されるものみの塔 2002 | 10月1日
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1,2 神に対する従順が大切なのはなぜですか。例えで説明してください。
丈の低い草の間で,羽毛のふわふわした黄色いひなたちが,しきりにえさをついばんでいます。上空にタカが舞っていることに全く気づいていません。突然,親鳥が,震えるような高い警告の鳴き声を上げて,翼を広げます。ひなたちは母鳥のもとに駆け寄り,あっという間にその羽翼の下に無事に隠れます。タカは襲撃を中止します。a 教訓は何でしょうか。従順は命を救う,ということです。
2 その教訓は,今日のクリスチャンにとって特に大切です。サタンが神の民をえじきにしようと全力を傾けているからです。(啓示 12:9,12,17)サタンの目標は,わたしたちの霊性を破壊して,エホバの恵みと永遠の命の見込みを失わせることです。(ペテロ第一 5:8)しかしわたしたちは,もし神のそばにじっととどまって,み言葉と神の組織を通して受ける指示に迅速にこたえ応じるなら,神が保護し,世話してくださると確信できます。「神はあなたに近づくものをその羽翼で阻み,あなたは神の翼の下に避難する」と詩編作者は書いています。―詩編 91:4。
不従順な国民はえじきとなる
3 イスラエルの度重なる不従順は,どんな結果になりましたか。
3 イスラエル国民は,エホバに従順であった時,見守ってくださる神の世話からいつも益を受けました。それにもかかわらず,民が自分たちの造り主から離れて,木や石の神々に,つまり「役にも立たず,救い出しもしない,実在しないもの」に頼るということが幾たびも生じました。(サムエル第一 12:21)そのような反逆が何世紀も続いて同国民は全体として背教に深く染まり,回復の見込みが全くないまでになりました。そのためイエスは,こう嘆きました。「エルサレム,エルサレム,預言者たちを殺し,自分に遣わされた人々を石打ちにする者よ ― わたしは幾たびあなたの子供たちを集めたいと思ったことでしょう。めんどりがそのひなを翼の下に集めるかのように。しかし,あなた方はそれを望みませんでした。見よ,あなた方の家はあなた方のもとに見捨てられています」。―マタイ 23:37,38。
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エホバは従順な人を祝福し,保護されるものみの塔 2002 | 10月1日
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a めんどりは憶病なものとして描かれることも少なくありませんが,「めんどりはひなを危害から保護するためなら死ぬまで闘う」と,ある動物愛護協会の出版物は述べています。
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