1975年12月,宗教間の緊張が続く中,インドネシアはポルトガルの植民地だった東ティモールに侵攻しました。7か月後,東ティモールはインドネシアに併合され,国中で愛国的な感情が高まります。兄弟たちは政治的に中立の立場を取り,軍務に就くことや国旗に敬礼することを拒んだため,軍の高官たちの怒りを買います。(マタ 4:10。ヨハ 18:36)聖職者たちはここぞとばかりに,エホバの証人の活動にとどめを刺すため,政府に行動を起こすよう強く迫りました。ついに,1976年12月中旬,聖職者たちは“クリスマスプレゼント”をもらいます。政府がエホバの証人に対する禁令を発表したのです。