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神はどのように霊感を与えて聖書を書かせましたかものみの塔 1997 | 6月15日
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資料の裏付けを取るために調査を相当行なわなければならなかった聖書筆者もいました。例えば,ルカは自分の福音書の記述に関して,「すべてのことについて始めから正確にそのあとをたどり……,それを,……論理的な順序で書いてお伝えする」と書きました。ルカの努力の上に神の霊の祝福があったことは言うまでもありません。恐らく神の霊は,信頼できる史料を探し当てたり,まだ生存していた弟子たちや,もしかするとイエスの母マリアなどの信頼できる目撃証人から話を聞いたりするようルカを動かし,次いで神の霊は,その情報を正確に記録するようルカを導いたことでしょう。―ルカ 1:1-4。
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神はどのように霊感を与えて聖書を書かせましたかものみの塔 1997 | 6月15日
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聖書筆者たちは,ある場合,以前の歴史著述家 ― 必ずしも全員が霊感を受けていたわけではない ― が目撃証人として残した文書から資料を集めました。エレミヤは列王記の第一と第二を主にその方法で編纂しました。(列王第二 1:18)エズラは歴代誌の第一と第二の資料を集めるために,霊感を受けて書かれたものではない少なくとも14の資料を参照しました。その中には「ダビデ王の時代の事績の記録」と「ユダとイスラエルの“王たちの書”」が含まれています。(歴代第一 27:24。歴代第二 16:11)モーセは,「“エホバの戦い”の書」から引用することさえしています。それは,神の民の戦いに関する信頼できる記録だったようです。―民数記 21:14,15。
そのような場合,聖霊は活発に働き,聖書筆者たちを動かして,信頼できる資料だけを選ばせました。そして,それが霊感を受けた聖書の記録の一部になりました。
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