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なぜ忠誠を保つべきですかものみの塔 2008 | 12月15日
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6 では,忠誠を示すには,完全でなければならないのでしょうか。わたしたちは罪と不完全さにより,いわば傷を負っているので,自分はある意味でページがなくなっている本や損なわれた貝殻のようだと考えてしまうかもしれません。あなたも時おりそのように感じることがありますか。安心してください。エホバはわたしたちが絶対的な意味で完全であることは期待しておられません。わたしたちにできる以上のことを求めたりはされないのです。a (詩 103:14。ヤコ 3:2)とはいえ,わたしたちが忠誠を保つことは期待しておられます。では,完全さと忠誠はどう違うのでしょうか。例えで考えてみましょう。ある若い男性は,ある若い女性を愛しており,結婚を約束しています。その男性が,女性に完全さを期待するとしたら,それは愚かなことでしょう。しかし,全き心で愛してくれるように,つまり自分だけを愛するように期待するのは,もっともなことです。同じように,エホバは「全き専心を要求する神」です。(出 20:5)エホバがわたしたちに期待しておられるのは,完全であることではなく,全き心でご自分を愛し,ご自分だけを崇拝することです。
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なぜ忠誠を保つべきですかものみの塔 2008 | 12月15日
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a イエスは確かに,「あなた方は,あなた方の天の父が完全であられるように完全でなければなりません」と言いました。(マタ 5:43-48)イエスは,不完全な人間であっても相対的な意味で完全な者,つまり欠けたところのない者になれるということを理解していました。わたしたちは他の人を寛大に愛するようにという命令を果たすことができ,神に喜んでいただくことができるのです。一方,エホバは絶対的な意味で完全な方です。エホバに関して用いられる場合,「忠誠」という言葉には完全という概念も含まれます。―詩 18:30。
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