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アブネル聖書に対する洞察,第1巻
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アブネルは衰微するイシ・ボセテの政権を支持しましたが,同時に恐らく王権にも目を付けて,自分自身の地位をも強化しました。結局のところ,彼はサウルの父の兄弟だったからです。サウルのそばめの一人と関係を持ったこと(死んだ王の後継者だけに許される行為)をイシ・ボセテにとがめられて立腹したアブネルは,翻ってダビデの側を支持することを言明しました。(サム二 3:6-11)
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アブネル聖書に対する洞察,第1巻
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サウルがフィリスティア人により大敗北を被って死んだ後,アブネルはサウルの子イシ・ボセテを連れて,ヨルダンを渡り,ギレアデのマハナイムに退きました。ダビデはヘブロンで王になったことをユダの部族により宣言されていましたが,アブネルはマハナイムでイシ・ボセテを対抗する王として擁立しました。アブネルは明らかにその王位の陰の実力者で,やがてイシ・ボセテのためにユダを除く全部族の支持を得ました。―サム二 2:8-10。
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