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全世界の報告2007 エホバの証人の年鑑
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グルジア
開拓者たちはグルジアの孤立した山岳地方で証言活動を行なってきました。開拓者の姉妹たち二人は,山道を8㌔ほど歩いて辺ぴな村にたどり着き,家から家に宣べ伝え始めました。まもなく,その一方のケテワンという姉妹は,村の年長者の一人に呼び止められ,正教会に属していないのに伝道する理由を説明せよ,と迫られました。説明しようとしましたが,その男性は聞こうとはせず,姉妹を殴り倒して杖で打ちたたきました。多くの人が見ていたので,この事件のことは村じゅうに広まりました。その後も,ケテワンは村を訪れて宣べ伝えました。以前に敵意を示していたある女性は姉妹を見て,感慨深げにこう言いました。「あんなにたたかれたのに,また戻って来たんですね。あなたの勇気には驚きました。うちに入って,話していきませんか」。その女性はケテワンの話に耳を傾けてから,うちにはいつでも伝道にいらしてかまいませんよ,と言いました。
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全世界の報告2007 エホバの証人の年鑑
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[47ページの図版]
ケテワン
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