ものみの塔 オンライン・ライブラリー
ものみの塔
オンライン・ライブラリー
日本語
  • 聖書
  • 出版物
  • 集会
  • 苦しみや不正がこれほど多いのはなぜですか
    人生の目的は何ですか ― どうすれば見いだせますか
    • なぜこれほど長いのか

      9 苦しみがこれほど長く続くのを神が許されたのはなぜですか。

      9 人間が独自の道を進むのを神がこれほど長く許されたのはなぜでしょうか。苦しみがこれほど長い期間にわたって続くのをなぜ神は許されたのでしょうか。一つの大切な理由は,非常に重要な論争が起きたということです。つまり,支配権を持っているのはだれか,人間の支配者は神であるべきなのか,それとも人間は神から離れてもうまく自分たちを支配できるのか,という点です。

      10 人間にはどんな能力が与えられましたか。それにはどんな責任が伴いますか。

      10 人間は自由意志,つまり選択する能力を持つ者として創造されました。ロボットのようなもの,あるいはおもに本能によって行動する動物のようなものに造られたのではありません。ですから,人間はだれに仕えるかを選べます。(申命記 30:19。コリント第二 3:17)例えば,神の言葉にはこういう助言があります。「自由の民らしくありなさい。ですが,あなた方の自由を,悪の覆いとしてではなく,神の奴隷として保ちなさい」。(ペテロ第一 2:16)人間は自由選択というすばらしい賜物を持っていますが,それでも選択した行動の結果は受け入れなければなりません。

      11 神から独立した行動がうまくゆくかどうかを示す唯一の方法は何ですか。

      11 わたしたちの最初の親は間違った選択をしました。神から独立する道を選んだのです。確かに神は,その反抗的な最初の夫婦が自由意志を誤用した直後に,二人を処刑することもできたはずです。しかし,そのようにしても,人類を支配する神の権利に関する疑問には決着がつきません。最初の夫婦が神からの独立を望んだ以上,そうした行動によって幸福で充実した生活が送れるのかという疑問の答えが必要です。わたしたちの最初の親とその子孫が独自の道を進むのを選んだ以上,答えを出すための唯一の方法は,そのようにさせてみるということです。時がたてば,人間が創造者から独立してもうまく自分たちを治めるように創造されているかどうかが明らかになるはずです。

      12 エレミヤは人間の支配をどのように見ていましたか。人間の支配について,そのように言えるのはなぜですか。

      12 聖書筆者のエレミヤは,どんな結果になるかを知っていました。神の強力な聖霊,つまり活動力に導かれ,事実をありのままにこう書いています。「エホバよ,地の人の道はその人に属していないことをわたしはよく知っています。自分の歩みを導くことさえ,歩んでいるその人に属しているのではありません。エホバよ,わたしを正してください」。(エレミヤ 10:23,24)エレミヤは,人間には神の神聖な知恵という導きが必要であることを知っていました。なぜ必要なのでしょうか。理由は簡単です。神は人間を創造された時,人間が神の導きから離れてもうまくやってゆけるようには創造されなかったからです。

      13 数千年にわたる人間の支配の結果は,どんなことを疑問の余地なく示していますか。

      13 数千年にわたる人間の支配の結果は,人間には創造者から離れて自分たちの営みを導く能力がないことを疑問の余地なく示しています。試みてはみたものの悲惨な結果を生み出した責任は,ほかでもない人間自身にあります。聖書はこの点をはっきりこう説明しています。「岩なる[神],そのみ業は完全,そのすべての道は公正である。忠実の神,不正なところは少しもない。義であり,廉直であられる。彼らは自ら滅びとなることを行なった。彼らはその子供ではない。その欠陥は彼ら自らのもの」― 申命記 32:4,5。

      神は間もなく介入される

      14 神が人間の営みに介入される時をもはや遅らせないのはなぜですか。

      14 何千年にも及ぶ人間の支配の失敗に関する証拠が十分にそろうのを許してこられた神は,これから人間の営みに介入し,苦しみや悲しみ,病気や死に終止符を打つことがおできになります。人間が科学や工業,医学やその他の分野でできるだけのことを成し遂げるのを許してこられた以上,創造者から独立した人間が平和な楽園のような世界を作り出せるかどうかを示すためにさらに何百年,何千年という時を許す必要はもはやありません。人間はそのような世界を作り出してきませんでした。現にそのような能力がありません。神からの独立の結果は,憎しみと死に満ちた非常に醜い世界です。

      15 聖書のどんな助言に注意を払うのは良いことですか。

      15 人類に貢献することを願う誠実な支配者もいましたが,そのような努力は成功しませんでした。現在はどの場所でも,人間の支配権が崩壊している様子が見られます。ですから聖書は,「高貴な者にも,地の人の子にも信頼を置いてはならない。彼らに救いはない」と助言しています。―詩編 146:3。

  • 苦しみや不正がこれほど多いのはなぜですか
    人生の目的は何ですか ― どうすれば見いだせますか
    • 神は間もなく介入される

      14 神が人間の営みに介入される時をもはや遅らせないのはなぜですか。

      14 何千年にも及ぶ人間の支配の失敗に関する証拠が十分にそろうのを許してこられた神は,これから人間の営みに介入し,苦しみや悲しみ,病気や死に終止符を打つことがおできになります。人間が科学や工業,医学やその他の分野でできるだけのことを成し遂げるのを許してこられた以上,創造者から独立した人間が平和な楽園のような世界を作り出せるかどうかを示すためにさらに何百年,何千年という時を許す必要はもはやありません。人間はそのような世界を作り出してきませんでした。現にそのような能力がありません。神からの独立の結果は,憎しみと死に満ちた非常に醜い世界です。

      15 聖書のどんな助言に注意を払うのは良いことですか。

      15 人類に貢献することを願う誠実な支配者もいましたが,そのような努力は成功しませんでした。現在はどの場所でも,人間の支配権が崩壊している様子が見られます。ですから聖書は,「高貴な者にも,地の人の子にも信頼を置いてはならない。彼らに救いはない」と助言しています。―詩編 146:3。

  • 神の目的は間もなく実現します
    人生の目的は何ですか ― どうすれば見いだせますか
    • 第7部

      神の目的は間もなく実現します

      1,2 神が悪と苦しみを終わらせるために行動を起こされることをなぜ確信できますか。

      1 神は人間の観点からすると,長いあいだ不完全さと苦しみを許してこられましたが,悪い状態が今後いつまでも続くのをお許しになるわけではありません。聖書によれば,神は一定の期間に限って,そうした事柄が起きるのを許してこられました。

      2 「何事にも定められた時があ(ります)」。(伝道の書 3:1)神は悪と苦しみを許す一定の期間が終わった時点で人間の営みに介入されます。悪と苦しみを終わらせ,地球全体に満ちる完全で幸福な人類が楽園の状態の中で絶対的な平和と経済的な安定を得るというご自分の最初の目的を成し遂げられるのです。

      神の裁き

      3,4 箴言の書は,神の介入の結果をどのように説明していますか。

      3 聖書の多くの預言は,神の介入,つまり神の裁きの結果が間もなく人類に何をもたらすことになるかを示しています。その幾つかに注目してみましょう。

      4 「廉直な者たちが地に住み,とがめのない者たちが地に残される……。邪悪な者たちは地から断ち滅ぼされ,不実な者たちは地から引き抜かれるのである」― 箴言 2:21,22。

      5,6 詩編 37編は,神が介入される時に起きる出来事についてどのように述べていますか。

      5 「悪を行なう者たちは断ち滅ぼされるが,エホバを待ち望む者たちは,地を所有する者となるからである。そして,ほんのもう少しすれば,邪悪な者はいなくなる。……しかし柔和な者たちは地を所有し,豊かな平和にまさに無上の喜びを見いだすであろう」― 詩編 37:9-11。

      6 「エホバを待ち望み,その道を守れ。そうすれば,神はあなたを高めて地を所有させてくださる。邪悪な者たちが断ち滅ぼされるとき,あなたはそれを見るであろう。とがめのない者に注目し,廉直な者を見つめよ。その人の将来は平安だからである。しかし,違犯をおかす者たちは必ず共に滅ぼし尽くされ,邪悪な者たちの将来はまさしく断ち滅ぼされるであろう」― 詩編 37:34,37,38。

      7 神の言葉には,どんなもっともな助言がありますか。

      7 ですから,わたしたちを支配する全能の創造者の権利を認める人々にはすばらしい将来が待ち受けているため,わたしたちには次のような勧めの言葉があります。「あなたの心がわたしのおきてを守り行なうように。そうすれば,長い日々と命の年と平和があなたに加えられるからである」。実際,神のご意志を行なうことを選ぶ人々にはとこしえの命が加えられるのです。それで神の言葉はこう助言しています。「心をつくしてエホバに依り頼め。自分の理解に頼ってはならない。あなたのすべての道において神を認めよ。そうすれば,神ご自身があなたの道筋をまっすぐにしてくださる」。―箴言 3:1,2,5,6。

      天から行なわれる神の支配

      8,9 神は何によってこの地球の大掃除を行なわれますか。

      8 神は,人類がこれまでに持つことができなかった最高の政府によって,地球のこうした大掃除を行なわれます。この政府は天の知恵を反映します。これは,神の導きを受けて天から支配するからです。そしてこの天の王国は,人間のあらゆる形態の支配を地上から取り除きます。人間が神から独立した支配を試みることはもう二度とできなくなります。

      9 この点について,ダニエル 2章44節にはこのような預言があります。「それらの王たち[今の時代の諸政府]の日に,天の神は決して滅びることのないひとつの王国を[天に]立てられます。そして,その王国はほかのどんな民にも渡されることはありません[人間が神から独立した支配を行なうことはもう二度と許されません]。それは[いま存在している]これらのすべての王国を打ち砕いて終わらせ,それ自体は定めのない時に至るまで続きます」。―啓示 19:11-21; 20:4-6もご覧ください。

      10 神の天の王国のもとでは,二度と再び支配権の腐敗が起きないと確信できるのはなぜですか。

      10 ですから,人類が腐敗した支配を経験することはもはやありません。神がこの体制に終止符を打たれたならば,神から独立した人間の支配はそれ以降二度と存在しなくなるからです。しかも,天から支配する王国が腐敗することはありません。その王国を設立して維持されるのは神だからです。その王国はむしろ,最も国民のためになるように活動します。こうして神のご意志は,天で行なわれるのと同じように,地球全体で行なわれることになります。だからこそイエスは,神に次のように祈ることを弟子たちに教えることができたのです。「あなたの王国が来ますように。あなたのご意志が天におけると同じように,地上においてもなされますように」― マタイ 6:10。

日本語出版物(1954-2026)
ログアウト
ログイン
  • 日本語
  • シェアする
  • 設定
  • Copyright © 2025 Watch Tower Bible and Tract Society of Pennsylvania
  • 利用規約
  • プライバシーに関する方針
  • プライバシー設定
  • JW.ORG
  • ログイン
シェアする