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  • 神は地球についてどんな目的を持っていますか
    ものみの塔 2006 | 5月15日
    • 神は地球についてどんな目的を持っていますか

      緑豊かな公園を散歩したり,花の咲き乱れる野原を歩き回ったりすると,楽しいのはなぜでしょうか。美しい湖や,頂が雲にまで届く雄大な山々に,感動を覚えるのはなぜですか。梢から聞こえる鳥のさえずりに思わず足を止めるのはどうしてでしょう。軽やかに駆ける優美な鹿を見ると気持ちが高揚し,牧草地で草を食む羊の群れを見ると心が和むのはなぜでしょうか。

      これらの質問には同じ一つの答えがあります。わたしたちは楽園の地で暮らすように造られたのです。人間の最初の二親アダムとエバの生活は楽園で始まりました。わたしたちはその二人から,楽園で生活したいという願いを受け継いでいます。そのような願いを二人に与えたのは,創造者エホバ神でした。神は,人間が楽園で生活する時に幸福を感じることをご存じでした。地球というすばらしい住まいでの生活を楽しむための特性を人間に付与されたからです。

      エホバはなぜ地球を創造されたのでしょうか。「人が住むために形造られ」ました。(イザヤ 45:18)「地を造った方」はアダムとエバに楽園という美しい住まい ― エデンの園 ― をお与えになりました。(エレミヤ 10:12。創世記 2:7-9,15,21,22)園の川や花や木々は,二人の心を楽しませたに違いありません。鳥が優雅に空を舞い,様々な種類の動物が大地を歩き回るのを目にしたことでしょう。しかも,人間に危害を加える動物はいませんでした。澄んだ水の中を魚や他の生き物が泳ぎ回っていたはずです。何よりも喜ばしいことに,アダムとエバは二人で一緒に暮らしていました。二人は子どもをもうけ,大きくなっていく家族と楽しく過ごしながら,楽園の住まいを広げていくことになっていました。

      今日,地球は楽園になってはいません。それでも地球は,家族が幸福に暮らせるりっぱな家に似ていると言えます。神から与えられた地球という住まいには,光,熱,水,食物など,必要なものが備わっています。わたしたちは太陽の光と熱の恩恵を受け,夜は月の柔らかな明かりに安らぎを感じます。(創世記 1:14-18)地球の“地下室”には,石炭や石油など暖房用の燃料が蓄えられています。水が循環し,川,湖,海などの水系があるので,水を得ることができます。また,“緑のじゅうたん”も敷かれています。

      家に食料が蓄えられているように,地球の“食料貯蔵庫”にも豊かな蓄えがあります。畑は穀物を,果樹園は果物を産します。エホバは『わたしたちに実りの季節を与え,楽しさをもってわたしたちの心を存分に満たして』おられるのです。(使徒 14:16,17)地球はすでにそのようなりっぱな住まいとなっているのであれば,「幸福な神」エホバが地上を楽園に変えられる時,どれほどすばらしい所となることでしょう。―テモテ第一 1:11。

  • 地球に対する神の目的 ― まもなく実現する
    ものみの塔 2006 | 5月15日
    • 地球に対する神の目的 ― まもなく実現する

      アダムとエバはかつて楽園で生活していた時,神から次のような命令を与えられました。「子を生んで多くなり,地に満ちて,それを従わせよ。そして,海の魚と天の飛ぶ生き物と地の上を動くあらゆる生き物を服従させよ」。―創世記 1:28。

      地を従わせるとは,地上のほんの一部だけを耕して管理することではありません。アダムとエバ,およびその子孫は,楽園を地球全体に広げることになっていたのです。しかし,最初の人間夫婦は罪を犯し,エデンの園から追放されてしまいました。(創世記 3:23,24)とはいえ,地を従わせることが不可能になったわけではありません。

      従順な人類は神の祝福を受けるので,地を従わせることができます。古代イスラエルでは,人々が神の祝福を受けていた時,畑の穀物は豊かに実り,果樹園の木々はりっぱな実をつけました。全地が楽園に変えられていく時にもそうなります。神の霊感による言葉 聖書はこう約束しています。「地は必ず産物を出すことでしょう。神,わたしたちの神は,わたしたちを祝福してくださいます」。(詩編 67:6)野原や山々,木や花,川や海はあたかも歓んでいるかのようです。(詩編 96:11-13; 98:7-9)地球は,青々とした草木,色鮮やかな鳥,驚くべき動物たち,心優しい人々で満ちることになるでしょう。

      新しい世は近い!

      今わたしたちはエホバ神の約束された新しい世の門口にいます。使徒ペテロはこう書きました。「神の約束によってわたしたちの待ち望んでいる新しい天と新しい地があります。そこには義が宿ります」。(ペテロ第二 3:13)ある人たちはペテロの言葉を読んで,この地球は決して楽園にはならないと思うかもしれません。新しい物質の天と地が今の天と地に取って代わると考えるのです。そのようなことはありますか。

      「新しい天」とは何でしょうか。神によって創造された,物質の天ではありません。(詩編 19:1,2)ペテロはすぐ前の箇所で象徴的な「天」,つまり,臣民の上に高められた,あるいは挙げられた人間の諸政府について述べています。(ペテロ第二 3:10-12)この「天」は人類を治めることに失敗しており,やがて過ぎ去ります。(エレミヤ 10:23。ダニエル 2:44)それに取って代わる「新しい天」とは神の王国のことです。その王国は,王イエス・キリストと,天的な命に復活させられた共同の相続人である14万4,000人によって構成されます。―ローマ 8:16,17。啓示 5:9,10; 14:1,3。

      ペテロが述べた「新しい地」とは,新しい惑星のことではありません。エホバは地球を,人間が永遠に生活するのに申し分のない所とされました。(詩編 104:5)聖書では時折,「地」という語が人々という意味で用いられます。(創世記 11:1)まもなく滅ぼされる地は,自らをこの邪悪な世の一部としている人々で成っています。ノアの日の大洪水においても不敬虔な人々の世が滅びを被りました。(ペテロ第二 3:5-7)では,「新しい地」とは何でしょうか。それは,神の真の崇拝者である「心の廉直な」人々から成る新しい社会です。(詩編 125:4。ヨハネ第一 2:17)「新しい地」の律法はすべて「新しい天」から来ます。地上には,それらの教えが実施されるのを見届ける忠実な人々がいるでしょう。

      新たなすばらしい状態

      エホバが地球を,人間のすばらしい住まいとして整えてくださったことは確かです。エホバご自身,地球に関連して行なわれた仕事すべてについて,『非常に良い』と言われました。(創世記 1:31)悪魔サタンはアダムとエバを反逆させました。(創世記 3:1-5。啓示 12:9)しかし,まもなく神は,廉直な人々が「真の命」― 楽園における申し分のない環境のもとでの「永遠の命」― を得られるようにしてくださいます。(テモテ第一 6:12,19)では,その時に受ける祝福の幾つかを考えてみましょう。

      キリストの千年統治の期間中,サタンは拘束され,人類に災いをもたらすことはできなくなる。使徒ヨハネは次のように述べています。「わたしは,ひとりのみ使い[み使いの頭ミカエル,つまりイエス・キリスト]が底知れぬ深みのかぎと大きな鎖を手にして天から下って来るのを見た。そして彼は,悪魔またサタンである龍,すなわち初めからの蛇を捕らえて,千年のあいだ縛った。そして彼を底知れぬ深みに投げ込み,それを閉じて彼の上から封印し,千年が終わるまでもはや諸国民を惑わすことができないようにした」。(啓示 20:1-3; 12:12)サタンが底知れぬ深みに入れられている間,人類はサタンの影響から自由にされます。王国支配のもとで受ける祝福はほかにもあります。

      悪,暴力,戦争は過去のものとなる。聖書はこう約束しています。「ほんのもう少しすれば,邪悪な者はいなくなる。あなたは必ずその場所に注意を向けるが,彼はいない。しかし柔和な者たちは地を所有し,豊かな平和にまさに無上の喜びを見いだすであろう。義なる者たちは地を所有し,そこに永久に住むであろう」。(詩編 37:10,11,29)エホバ神は「地の果てに至るまで戦いをやめさせ」ます。(詩編 46:9)安全と平和を保証する何とすばらしい約束でしょう。

      健康に良い,おいしい食物が豊かに食卓に上る。「地には穀物が豊かに実り,山々の頂であふれんばかりに実ります」と,詩編作者は歌いました。(詩編 72:16)地球が楽園になる時,飢えの苦しみに耐えなければならない人はいません。

      病気の人はいない。「『わたしは病気だ』と言う居住者はいない」のです。(イザヤ 33:24; 35:5,6)イエス・キリストは地上にいた時,目の見えない人や,足のなえた人,重い皮膚病の人をいやしました。(マタイ 9:35。マルコ 1:40-42。ヨハネ 5:5-9)新しい世でイエスが行なわれることを想像してみてください。目の見えない人,耳の聞こえない人,足の不自由な人,口のきけない人がいやされる時,喜びがわき上がるでしょう。

      従順な人類は人間としての完全さへ向かい,老化の過程は逆転する。めがね,杖や松葉杖,車いす,病院,薬はもう必要ありません。若いころの活力を取り戻す時,どれほど大きな変化が生じることでしょう。(ヨブ 33:25)一晩ぐっすり休んで,朝,さわやかに目ざめると,一日の楽しい活動に取り組む用意が整っているのです。

      亡くなった家族や他の人たちが復活し,皆が喜びに満たされる。(ヨハネ 5:28,29。使徒 24:15)アベル,ノア,アブラハム,サラ,ヨブ,モーセ,ルツ,ダビデ,エリヤ,エステルといった人々を迎えるのは,胸の躍る経験となるに違いありません。ほかにも数え切れないほど多くの人々が復活させられます。そのほとんどは,エホバについて学んだことがありませんが,神とその目的,み子イエス・キリストについてぜひ教えたいと願う人々に迎えられます。復活した人々が創造者について知るようになる時,地は確かにエホバについての知識で満ちるでしょう。

      何よりも喜ばしいこととして,唯一まことの神を永遠に崇拝することができる。わたしたちには,『歓びをもってエホバに仕える』特権があります。一致協力して働くことにより,美しい家を建て,土地を耕し,ついには全地を従わせます。(詩編 100:1-3。イザヤ 65:21-24)産出的で平和な美しい楽園の地は,エホバの聖なるみ名に栄光をもたらします。そのような地で永遠に生きることは,本当に大きな喜びとなります。―詩編 145:21。ヨハネ 17:3。

      人類に対する最終的な試み

      イエスは千年統治の期間中,ご自分の贖いの犠牲の益を従順な人間一人一人に適用します。その結果,やがてすべての罪は除き去られ,人類は人間としての完全さへ引き上げられます。(ヨハネ第一 2:2。啓示 21:1-4)アダムの罪の影響は全くなくなり,完全な人間は身体面,精神面,道徳面,霊的な面で神の規準を満たすことになります。罪のない完全な状態に達する時,本当の意味で『生き返る』のです。(啓示 20:5)人間が完全さに達し,地球が楽園になる時,まさにエホバの栄光となることでしょう。

      キリストの千年統治が終わると,悪魔サタンと,配下の悪霊たちつまり邪悪なみ使いたちは,1,000年程前に投げ込まれた底知れぬ深みからしばらくのあいだ解放されます。(啓示 20:1-3)サタンと悪霊は,人々を神から引き離すために最後の手を尽くすことが許されます。間違った欲望に屈する人たちもいますが,その反逆は失敗します。エホバはそれら利己的な人たちを,サタンおよび悪霊すべてと共に死に処されます。悪が再び存在することはありません。悪を行なう人々はみな永久にいなくなり,義なる人々は永遠の命を得ます。―啓示 20:7-10。

      あなたもそこにいますか

      エホバ神を愛する人たちの前には,とこしえの幸福という見込みがあります。楽園で永遠に生きるとしても,退屈するわけではありません。むしろ,時と共に生活はますます興味深いものになるでしょう。エホバ神について知り得ることには限りがないからです。(ローマ 11:33)常に新たな事柄を学ぶことができ,知識を取り入れる時間もたくさんあります。なぜでしょうか。わずか70年か80年ではなく,とこしえに生きることができるからです。―詩編 22:26; 90:10。伝道の書 3:11。

      神を愛している人であれば,神のご意志を行なうことから常に大きな幸福感を味わうことでしょう。使徒ヨハネはこう書きました。「そのおきてを守り行なうこと,これがすなわち神への愛……です。それでも,そのおきては重荷ではありません」。(ヨハネ第一 5:3)ですから,ぜひとも義にかなった事柄を行なってエホバ神を喜ばせてください。神の言葉 聖書が差し伸べているすばらしい希望をいつも思いに留めるようにしましょう。エホバのご意志を行なうことを決意し,その歩みから決してそらされないでください。そうするなら,地球に対する神の目的が実現して,全地がとこしえに続く楽園になる時,あなたもそこにいるでしょう。

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