『彼らは他の人々を助けることに関心を抱いている』
エホバの証人についてこのように言ったのはニューヨーク市のある警察官です。この警察官が,ニューヨーク市ブルックリンのエホバの証人の世界本部で働いている全時間自発奉仕者のキャスリーンと話していたときのことでした。
ある晴れた暖かい秋の日,キャスリーンは昼休みにプロムナードのすぐそばのベンチに座って,ヘッドホンでカセットを聴いていました。イースト川の向こう側にあるヘリポートでは,ニューヨーク市を訪問していた法王の出発の準備が行なわれていました。至る所に厳重な警戒態勢が敷かれ,何人もの警察官がプロムナードをパトロールしていました。そのうちの一人がキャスリーンに近づき,何をしているんですかと尋ねました。「ロシア語のテープを聴いているんです。私はエホバの証人ですから,この都市に移住したロシア語を話す人たちに,神の王国の良いたよりを伝えられるようロシア語を覚えたいと思っているのです」と,キャスリーンは答えました。
それに対してその警察官は,ニューヨーク市のパトロール巡査として過去15年間働いてきたが,その間に,エホバの証人はすばらしいと思うようになった,と言いました。そして,「エホバの証人は,地域社会に住むほかの人々を助けることに誠実な関心を持つメンバーでなる組織宗教だと私は見ています」と語りました。
エホバの証人は,家から家へ宣べ伝えることで世界的に知られています。(使徒 20:20)証人たちは,人類を苦しめる諸問題の唯一の解決策が神の王国であることを指摘する一方,聖書の諸原則を日常生活に適用するよう人々を励まし,人々の生活の質の向上を助けています。例えば,証人たちは,学びやすい環境を家庭の中に作るよう親に勧めています。正直であることや,法律を守ることを励まし,雇用者が高く評価する技術や特質などを修得するよう励ましています。
確かにエホバの証人は,地域社会の人々の生活が向上するよう援助することに深い関心を抱いています。そして心から次のことをお勧めしています。