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『彼らはすさまじいほどの道徳的強さを持っている』目ざめよ! 1991 | 3月8日
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『彼らはすさまじいほどの道徳的強さを持っている』
チェコスロバキアのエホバの証人は約40年にわたって迫害を受けた末に,ようやく自国で巡回大会を開くことができました。1990年5月にオストラバで開かれた大会もその一つですが,イジー・ムラジはノバー・スボボダ(新しい自由)紙上でこの大会について伝えました。ムラジは特に次のように書きました。
「全く人間らしい人々について」
「催しの三日前から,タトラン・ホールには90人ほどの人が集まり,過去40年間で最もきれいにホールを掃除した。結論を急ぐようだが,まず私は次のことを言っておきたい。つまり,二日間[の大会]が終わっても,ホールの清潔さは変わらないということだ。床には紙くずもたばこの吸い殻も落ちていない。ちなみに,エホバの証人はたばこを吸わない。
「巡回大会の初日には1,600人が出席した。……始めに全員で歌を歌った。これらの歌の美しさに驚く作曲家も少なくないだろう。……ファンファーレは全くない。お偉方の紹介もない。(そのため,だれが一番偉いのかさえ私には分からないし,だれもそんなことは気にしていないような気がする。)身を屈めることも,スローガンをがなり立てることもない。ただあるのは,謙遜さと親切と相互理解である」。
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『彼らはすさまじいほどの道徳的強さを持っている』目ざめよ! 1991 | 3月8日
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[25ページの図版]
チェコスロバキア,プラハのルツェルナ・ホールでの大会
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