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うまずめであった女は歓ぶイザヤの預言 ― 全人類のための光 II
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3 うまずめである「女」が歓びの理由を持つようになるのはなぜですか。
3 54章は喜ばしい調子で始まります。「『子を産まなかったうまずめよ,喜び叫べ! 子を産む苦しみを味わったことのない者よ,歓呼して快活になれ。甲高く叫べ。荒廃させられた者の子らは,夫たる所有者を持つ女の子らよりも多いからである』と,エホバは言われた」。(イザヤ 54:1)イザヤは,この言葉を語るときに大きな興奮を覚えるに違いありません。そして,この言葉が成就する時,バビロンで流刑になっているユダヤ人は大いに慰められることでしょう。その時,エルサレムは依然として荒廃しています。人間の観点からすれば,エルサレムに再び人が住む望みはなさそうに見えるでしょう。それは,老齢になったうまずめが,子供を産むことを普通は望めないのと同様です。しかし,この「女」はやがて大きな祝福を受けます。多くの子を産むのです。エルサレムは喜びに我を忘れるほどになります。再び「子ら」つまり住民で満ちるようになるのです。
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