1 イスラエルの祭りは，現代の地域大会とどのように似ていますか。

¹ ヨセフとマリアとその子どもたちは，他の人たちと共に，年ごとの祭りのため定期的にエルサレムに上りました。そのときには，ヨセフの家族も他の崇拝者たちも，日常の心配事を忘れ，生活の中でもっと重要な，霊的な面に目を向けました。祭りの時，人々はエホバの善良さについて思い巡らして語り合い，神の律法について考えるために時間を用いることができました。わたしたちにとって，近づく次の地域大会も，同様のひととき，喜びあふれるエホバの崇拝の時となるでしょう。

2 近づく地域大会の準備のために何をすべきですか。

² 準備が必要: イエスの家族はナザレを出発して，往復およそ200㌔の道のりを歩かなければなりませんでした。イエスに弟や妹が全部で何人いたかは分かりませんが，ヨセフとマリアが旅の計画や準備のためにどれほどのことをしなければならなかったかは想像できます。

3 イスラエルの祭りは，どのように築き上げる交わりの機会となりましたか。

³ 築き上げる交友: ユダヤ人の祭りは，仲間の崇拝者たちが互いを築き上げるすばらしい交わりの機会でした。イエスの家族は，昔からの友人との再会を楽しみにしていたに違いありません。また，エルサレムでの滞在中や行き帰りの道中で，大勢のユダヤ人や改宗者たちの中に新たな友達を作ることもできたでしょう。

5 プログラムから十分に益を得るために何ができますか。

⁵ 学ぶ時: 幼いころから，イエスは祭りの時を利用して天の父について学びました。（ルカ 2:41-49）

6 服装と身だしなみについてどんなことを思いに留めておくべきですか。

⁶ 服装と身だしなみ: 外国の旅商人たちは，イエスの家族や他のユダヤ人の崇拝者たちを見て，それが祭りのために移動している人たちであることをすぐに見分けることができたでしょう。衣のすそに房べりがあり，その上方に青ひもが付けられていたからです。（民 15:37-41）

9 エホバの霊的備えに対するイエスの家族の認識にどのように倣えますか。

⁹ 古代の祭りは，霊的な思いを持つユダヤ人にとって待ちに待った喜びの時でした。（申 16:15）イエスの家族は，大きな犠牲を払ってでもそれに出席して，そこから十分に益を得ることを喜びとしました。