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エブス聖書に対する洞察,第1巻
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エブス
[恐らく,「踏みにじる; 踏みつける」を意味する語根に由来],エブス人(エブスじん)(Jebus,Jebusite)
エブスは古代のエブス人の都市であり,今日エルサレムとして知られている場所にありました。
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エブス聖書に対する洞察,第1巻
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そこがエブスと呼ばれているのはわずか二つのくだりだけです。(裁 19:10,11; 代一 11:4,5)ヨシュア 18章28節には,ヘブライ語のエヴースィーという語が出て来ますが,語尾の「イー」は民,すなわちこの都市の住民を表わしています。
そのようなわけで,多くの学者は,エルサレム(または,恐らく,サレム)がこの都市の元の名で,エブス人が居住していた間だけエブスと呼ばれることがあったらしいと見ています。また,「エブス」というのはエルサレムの縮約形ではなく,むしろ一時期そこに居住した民の名,つまりエブス人という名称の縮約形であるとする点で,一般に意見の一致を見ています。
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