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わたしたちにとって意味のある「象徴的な劇」ものみの塔 2006 | 3月15日
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パウロはこの「象徴的な劇」を構成する要素について次のように説明しています。「この女たちは二つの契約を表わしてい(ます)。一方はシナイ山から出ていて,奴隷となる子供たちを生み出すもの,すなわちハガルで……今日のエルサレムに当たります。彼女は自分の子供たちと共に奴隷の身分にあるからです」。(ガラテア 4:24,25)ハガルは,エルサレムを都とする文字どおりのイスラエルを表わしていました。ユダヤ国民は,シナイ山で発効した律法契約によってエホバと結ばれることになりました。律法契約下にあったイスラエル人は,自分たちが罪への奴隷で,請け戻しが必要な状態にあることを絶えず思い起こさせられました。―エレミヤ 31:31,32。ローマ 7:14-24。
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わたしたちにとって意味のある「象徴的な劇」ものみの塔 2006 | 3月15日
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1世紀の出来事についての霊感の記録は,ハガルの表わしたイスラエル国民が,単なる血筋上の関係では,イエスと共同の相続人となる子らを生み出さなかったことを示しています。自分たちには相続に関連した生来の権利があると信じ込んでいた高慢なユダヤ人は,エホバによって締め出され,退けられました。もちろん,個人として見ると,生来のイスラエル人でキリストと共同の相続人となった人たちもいます。しかしその特権は,血筋や家系によるのではなく,イエスに対する信仰に基づいてその人たちに授けられたものです。
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