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聖書の29番目の書 ― ヨエル書『聖書全体は神の霊感を受けたもので,有益です』
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2 ヨエルとその預言の背景についてどんなことが知られていますか。
2 この書は,「ペトエルの子ヨエルに臨んだエホバの言葉」として紹介されています。聖書はヨエル自身に関してこれ以上のことを何も告げていません。強調されているのは,そこに含まれている預言的音信であって,その筆者ではありません。「ヨエル」という名(ヘブライ語,ヨーエール)には,「エホバは神」という意味があると理解されています。筆者は,エルサレムと,その神殿と,神殿での奉仕の詳細な事柄によく通じています。このことは,ヨエルがこの書をエルサレムもしくはユダで書いたことを示していると言えるでしょう。―ヨエル 1:1,9,13,14; 2:1,15,16,32。
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