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聖書の6番目の書 ― ヨシュア記『聖書全体は神の霊感を受けたもので,有益です』
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3 ヨシュアが実在したエホバの僕であり,またその名の付されている書の筆者であったことを何が証明していますか。
3 その得た経験と訓練,またエホバの真の崇拝者としての試みられた特質という点から考えるとき,ヨシュアは確かに,『神の霊感を受けた聖書』の筆者の一人として用いられるにふさわしい立場にありました。ヨシュアは決して単なる伝説上の人物ではなく,実際に生存したエホバの僕の一人です。彼のことはクリスチャン・ギリシャ語聖書の中で名を挙げて言及されています。(使徒 7:45。ヘブライ 4:8)モーセが自分の生涯中の出来事を記すために用いられたのと同じように,その後継者ヨシュアもまた自分が目撃した出来事について書き記すために用いられたのはもっともなことと言えるでしょう。この書が出来事を目撃した人物によって書かれたことは,ヨシュア 6章25節にも示されています。ユダヤ人の伝承は,ヨシュアがその筆者であることを伝え,またその書自体も,「次いでヨシュアはそれらの言葉を神の律法の書に記し(た)」と述べています。―ヨシュア 24:26。
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