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  • 『大会が楽しみで,わくわくするんです』
  • 目ざめよ! 1996
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  • 心を鼓舞するプログラム
  • あなたもその益にあずかってみませんか
目ざめよ! 1996
目96 6/8 30–31ページ

『大会が楽しみで,わくわくするんです』

これは,昨年の夏に鹿児島市で開かれた,エホバの証人の「喜びに満ちた賛美者」地域大会に出席した10歳の少女が述べた言葉です。この少女の家族は,だれ一人としてエホバの証人ではありません。しかも,大会の期間はお盆の時期に当たり,その時期には家族で祖父母の家へ泊まりに行くのが習慣になっていました。そのため,父親から,「あなたがいないと,田舎のおじいちゃんやおばあちゃんに悪いから,大会はあきらめなさい」と,言われていました。しかし,年に一度開かれる地域大会にどうしても出席したいというこの少女の強い願いは父親の心を動かしました。父親は大会に行くことを許可しただけでなく,大会の出席に必要な費用をも備えました。大会に出席する見込みができた時に,上のような言葉が少女の口を突いて出たのです。

郡山市で開かれた大会には,高校一年生の若者が出席していました。この若者も家族の中でただ一人聖書を研究していて,家族の手を煩わせずに大会に出席したいと思っていました。しかし,郡山までの旅費と滞在費を高校生が貯めるのは容易なことではありませんでした。5,000円の小遣いのうち3,000円は毎月エホバの証人の世界的な業のために寄付をしていたので,残る2,000円を貯めてゆくだけでは最低必要な2万1,000円に達するまでに11か月もかかり大会に間に合いそうもありませんでした。聖書研究を司会していたエホバの証人から,大会に出席するために貯金することは寄付と同じくらい価値があると教えられた若者はこう述べています。「毎月の寄付を1,000円に抑え,貯金に重点を置くことができました。ある時は,学校の弁当の飲み物の分を削って貯金をすることもありました。しかし,この努力も苦しいことばかりではありませんでした。エホバが祝福してくださったのでしょう。家族を通して新しいスーツなどを備えられ,郡山まで車に便乗させていただくこともできました」。

年に一度の地域大会に対する深い認識を示したのは若い人たちだけではありません。東京都町田市に住む一人の主婦は,絶えず介護を必要とする87歳の義父の世話をしており,1日中家を空けて大会に出席するのは不可能のように思えました。そこで,「おじいちゃんを大会に一緒に連れていかせてください」と,神に祈りました。そして,未信者の夫に,義父を大会に連れていきたいと話すと,親のそばにいて面倒を見ることになるので嫁の務めを十分に果たすことになるし,大勢の人の中に連れて行くなら周りからの刺激を受けることにもなるので良いことだと賛成してくれました。おじいちゃん本人は何というでしょうか。「おじいちゃん,大会に行きますか」と尋ねると,「連れていってください」との返事がありました。大会会場の年配者のための席に座っていたおじいちゃんは,「いい嫁です」と,話していました。

京都で開かれた大会に出席した母娘は,阪神大震災で住んでいた家が全壊し,1月から5月まで近くの小学校で避難生活を送り,6月からは仮設住宅で生活していました。妻の聖書研究に反対していた夫は震災の際のエホバの証人の救援活動を見て変化し,妻子が地域大会に泊まりがけで出席することを許しました。母親は,「大会にはどんなことがあっても出席したいと心に決めていました。エホバの導きによって,3日間ホテルに泊まって大会に出席できるようになり,洋服,かばん,靴すべてが備えられました。これからも,エホバに仕え続けてゆきたいと固く決意しました」と,語っています。

重い病気と闘っている人も,この教育の機会を逃したくないと考えました。長い間,寝たきりの入院生活を続けている一人の男性は,1994年の夏に手術を受けたおかげで病状が回復し,車いすでの移動ができるようになりました。それで,大会に是非出席したいという希望を抱き,そのことを神への祈りに含めつつ,リハビリに励みました。体調を整え,搬送に必要とされる特殊な車いすや昇降スロープを買い求め,実際に車に乗るための練習をしました。この人は,奥さんと父親などの介護を受け,「8年ぶりに大会に出席できて,喜びでいっぱいです」と,述べました。

様々な背景の人々がエホバの証人の地域大会に出席するため,これほどの努力を払うのはなぜでしょうか。

心を鼓舞するプログラム

毎年,世界各地で開かれるエホバの証人の地域大会では,聖書に基づく講話,聖書の原則を生活に生かすのに役立つ実演やインタビュー,それに聖書劇などが行なわれます。また,聖書の内容を理解するのに役立つ手引き書が発表されることもあります。そのプログラムは霊的な必要を自覚している人々に深い満足を与えます。(マタイ 5:3)旭川市に住む一人の少女は,次のような手紙をものみの塔協会に寄せました。「今年の地域大会は,最高にすばらしい大会でした。今は大会三日目の晩ですが,うれしくて,うれしくてとても興奮しています。この三日間,私は全プログラムを通して,自分がエホバの崇拝者であることに本当に感謝し,喜び,認識を強めることができました。私の胸の底には何か深い満足感があって,むくむくと喜びがわきあがるのです」。

そのような喜びをもたらした昨年の地域大会のプログラムの中でも,「人間はなぜ神についての知識を必要としていますか」と題する,二日目の最後の話は出席者に特に大きな喜びをもたらしました。鹿児島市での大会に出席した20歳の男性は,日ごろこの世界はこの先どうなるのかと疑問に思い,高校時代には少しぐれていたことがありました。しかし,同僚から電話で大会に出席するよう誘われ,この話を聞きました。話の中で,「永遠の命に導く知識」と題する本が発表され,その内容の概略が説明されると,「20年間疑問に思っていた点についての答えの糸口が見つかりそうに思えました。僕は世の人で,あなたたちは主に仕えているんですね。確かにあなた方は,今報道されている狂信的な宗教とは異なり,ごく普通の人たちです」と感想を語りました。この人は「大会で一度にたくさんの情報を入れたので頭が混乱していますが,この混乱が解かれた時には僕は変化できると思います」と述べ,その日からエホバの証人との聖書研究に応じました。

三日目に上演された,「高齢の立派な人たちを敬う」と題する聖書劇も,出席者の心を動かしました。宮崎県の日向市に住む一人の男性は,この劇についてものみの塔協会に感謝の手紙を寄せ,こう述べました。『会衆内の高齢の方々に対する敬意を実際に行動で示す,大会の劇の内容にはただただ感激し,涙がぽろぽろ出るほどでした。愛の冷えきったこの世は,年配の方々を,ただ年老いたというだけの理由で,馬鹿にし,邪魔者扱いします。それとは全くの対照をなしていたのが,この大会の劇でした。高齢の方々に対して,愛ある援助を実際に行なう,あるいは行なうことを教える宗教団体がほかにあるでしょうか。ありません! これは,この組織が,正に神の組織である証拠です』。

あなたもその益にあずかってみませんか

今年は,「神の平和の使者」という主題に基づき,日本では47のエホバの証人の地域大会が開かれます。あなたもその益にあずかってみてはいかがですか。ある大新聞の政治部の顧問を務める73歳の男性は,マスコミおよび教会員そして親族の中に,エホバの証人は邪道であると発言する人が圧倒的に多く,その理由を聞いても答えが返ってこないことに疑問を抱いて,昨年の大会に初めて出席しました。この人はプログラムの内容に興味をそそられ,出席者の顔が生き生きしており,皆がとても親切であると感じました。そして,「エホバの証人の集まりは知らない人が周りにいても家族的な雰囲気が見られる。家族も一緒に来て偏見や誤解が小さくなるようにしたかった」と,述べました。

最寄りの会場で開かれる,「神の平和の使者」地域大会に出席されれば,この人が目にした事柄をあなたも目の当たりにすることでしょう。そして,なぜ10歳の少女が『大会が楽しみで,わくわくするんです』と,述べたかお分かりになることでしょう。是非今年の大会に出席し,三日間にわたる,聖書に基づく講話や実演,インタビュー,それに聖書劇を含むプログラムの益にあずかるよう心よりお勧めいたします。

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