-
正典聖書に対する洞察,第2巻
-
-
殉教者ユスティヌス(西暦165年ごろ没)は自著「ユダヤ人トリュフォンとの対話」(XLIX)の中で,マタイによる書から引用する際,福音書そのものの中でヘブライ語聖書に言及する際に使われているのと同じ仕方で,「と書いてある」という表現を用いました。さらに初期の匿名の著作「バルナバの書簡」(IV)についても同じことが言えます。殉教者ユスティヌスは「第一弁明」(LXVI,LXVII)の中で,「使徒たちの回想録」のことを「福音書」と呼んでいます。―「ニケア会議以前の教父たち」,第1巻,220,139,185,186ページ。
-
-
正典聖書に対する洞察,第2巻
-
-
一部の人々から退けられている「啓示」の書もまた,パピアス,殉教者ユスティヌス,メリト,およびイレナエウスを含め,初期の多くの注解者により,真正な文書であることが確証されていました。
-