ものみの塔 オンライン・ライブラリー
ものみの塔
オンライン・ライブラリー
日本語
  • 聖書
  • 出版物
  • 集会
  • 目86 4/22 29–31ページ
  • 世界展望

視聴できるビデオはありません。

申し訳ありません,ビデオをロード中にエラーが発生しました。

  • 世界展望
  • 目ざめよ! 1986
  • 副見出し
  • 関連する記事
  • 医療上の欺き
  • 非行を犯す親
  • ハイイログマはいかが?
  • 不健全なゲーム
  • 催眠状態の時の証言は認められない
  • 殺虫剤の問題
  • 有用な乳清
  • 空気をきれいにする植物
  • 失敗から出た成功
  • 遅くても返してもらうほうがよい
  • 星占いは無益
  • 国連メモ
  • 動脈か静脈か
  • 乳糖不耐症ですか
    目ざめよ! 2000
  • 乳糖不耐症を理解する
    目ざめよ! 2004
  • ブリューンオスト ― ノルウェーのおいしいチーズ
    目ざめよ! 1997
  • おそるべき力をもつハイイログマ ― 殺し屋それとも被害者?
    目ざめよ! 1983
もっと見る
目ざめよ! 1986
目86 4/22 29–31ページ

世界展望

医療上の欺き

米国司法省の出資で行なわれたある調査に関する報告によると,詐欺行為や不正行為で医療保険制度から除外された医療専門家のうち,けた外れに多いのは精神科医である。精神科医は,米国内で開業している医師の8%を占めるにすぎないが,15年間にこの制度から締め出された147人の医師のうち18%は精神科医だった。指摘された不正行為の中には,不当な請求書送付,つまり薬を処方しただけの時でも診察料を請求する,架空の患者の請求書を出す,患者に性的な感受性訓練を行ない,しかも医療保険制度にその時間に対する支払いを請求するといったことが含まれる。犯罪学者であり,今回の調査論文の共作者でもあるポール・ジェサイロウは,「このことが,精神医学にとって名誉にならないことは言うまでもない」と述べている。

非行を犯す親

子供が法律を破る場合,親に責任があるだろうか。米国サウスカロライナ州最高裁判所のジュリウス・B・ネスによれば,その通りである。ネスは,「非行」という語は少年少女よりも親のほうによりよく当てはまると語った。ネス判事はこの主張を裏づける次のような説明をした。「私たちの子供は金力を,権力と富を崇敬することを私たちから学んだ。問題を抱える青少年の増加は大方,私たちのゆがんだ価値観に原因があると言って間違いない」。

ハイイログマはいかが?

米国のモンタナ州は問題を抱えている。ロッキー産ハイイログマの数が増えすぎて,人や家畜のいる地域にまで入り込んでいる。中には,ふだん食物としているものを得ようとせずに人家の付近の“苦労せずに得られる物”をくすねる“問題グマ”になるものもいる。そこでモンタナ州は,ウォールストリート・ジャーナル紙が報じたように,他の州に手紙を送って,体重が600ポンド(約272㌔)にもなり得るハイイログマを提供することを思いついた。幾つかの州はすげなく,「結構です」と言った。カリフォルニア州は,クマを置けそうな場所には「人口も密集している」と述べた。ワイオミング州は,クマでいろいろな問題が起きるのを恐れた。また,オレゴン州はハイイログマと交換に自州の問題となっているクロクマをモンタナ州に送ろうかと言った。アラスカ州だけがいちるの望みを与えた。アラスカ州はクマは欲しくはなかったが,ヘラジカの保護対策として,アラスカのオオカミをクマと「等分に」取り引きしてもよいと言った。しかし,家畜保護に乗り出していたモンタナ州は,周囲にこれ以上オオカミが増えることは望まなかった。

不健全なゲーム

4人の若者に発砲したニューヨーク市地下鉄自警団員の英雄的行為が評判になったが,あるゲーム製作者はそれに目をつけた。その人は,「地下鉄自警団員スゴロク」を作った。デイリー・ニューズ紙によると,それはニューヨークの地下鉄網の地図を中心にしたもので,その中の「各コマは駅を表わしている」。サイコロをころがして,「チンピラの頭にピストルを突き付け……2コマ進む」といったような指示の書いてあるカードを引く。そのスゴロクで使われるこまの中には,さまざまな形をした小さな模型の武器がある。そのような持ちごまがなくなった人は,「襲われる恐れがある」ので,負けになる。そのスゴロクの販売を断わる店もあるかと思えば,仕入れたものが売り切れになり,売れ行き上々と言う店もある。

催眠状態の時の証言は認められない

米国ミズーリ州最高裁判所は,催眠術にかけられた結果思い出す事柄は,法廷での証言としては認められない,という判定を下した。「ナショナル・ロー・ジャーナル」は,アルスバッハ対ベイダ訴訟について次のように伝えている。「カール・アルスバッハは,自分が関係した事故に関する記憶をはっきりさせるため催眠術をかけてもらった。そして催眠術にかかった後の証言を証拠と認めてもらおうとした。裁判所は,そのような証言には科学的な裏づけがないので,ミズーリ州の裁判所では認められないと判定した」。

殺虫剤の問題

殺虫剤は散布者が着ている保護服の内側にまで染み通る,と研究者は言う。皮膚に痛みやかゆみを与えないので何の警告も与えられていないが,殺虫剤は皮膚から血管内に吸収されることもあり得る。殺虫剤の中に印となる蛍光性の化学物質を混ぜて使用したところ,重ね着をし,つなぎの服にゴム手袋という重装備をしても浸透してしまうということが分かった。それゆえ,農業に従事する人は,以前に考えられていた以上に多くの薬を浴びていることになる。薬剤散布者が衣服で覆われている部分の皮膚は大丈夫と考えて,薬にさらされた部分の皮膚しか洗わないとなると,問題は一層大きくなる。

有用な乳清

チーズを製造するときにできる副産物のうち最も量の多いものは乳清である。チーズ1ポンドに対してその6ないし9倍の量の乳清が生じる。それは米国だけで年に210億㌔ほどになる。乳清の主要成分はラクトースすなわち乳糖である。このラクトースを建築用の削片板<チップボード>を作る際の接着剤として活用する方法が最近開発された。従来のホルムアルデヒドを使用すると,有毒ガスが発生して気密性の高い近代的な建物内の空気中にたまるため,それは使用されなくなっている。研究者たちは,ラクトース削片板<チップボード>なら害はないと言っている。ラクトースはポリウレタン絶縁ホームを作るのに用いられることもある。その利点は,絶縁物質に耐火性を持たせるのに,サッカロースで作られた従来のものよりも安くつくということである。

空気をきれいにする植物

通気性の悪い近代的な部屋の空気の汚染度は,普通の鉢植え植物を置くことによって和らげられそうである,と研究者たちは言う。暖炉,ガス器具,たばこ,絶縁材,さらには化繊の衣服や,じゅうたんや,カーテンでさえも危険性を含んだ汚染物質を空気中に放出する。実験の結果,室内の二酸化窒素・一酸化炭素・ホルムアルデヒドといった有害物質の量は,つゆ草によって24時間足らずのうちに大幅に減少したことが分かった。普通の家庭で空気汚染を防ぐには,8ないし15の鉢植えの植物を適切な場所に置く必要がある。テストではつゆ草が一番よいことが分かったが,緑竹,ゴールデン・ポトス,ピース・リリーなども効果がある。米国航空宇宙局の科学者たちは,宇宙ステーション内で使用可能な生物学的空気清浄システムを研究している間に,植物のこの能力を発見した。

失敗から出た成功

「新しい電子降雨報知器」は,日本で「大成功」となった,と「ニュー・サイエンティスト」誌は述べている。屋外に出ているセンサーは,メロディーを奏でる装置と長いコードでつながっている。雨がセンサーに当たると接続が起こり,報知器は調べを奏ではじめる。日本アルミ・ツルマルは最初,雨が降ってきたら自動的に物干し綱を引き込むシステムを開発したが,それはあまりにも高価なものになるので,センサーの部分を使って降雨報知器を開発した。市場に出して最初の8か月に約25万個が売れた。

遅くても返してもらうほうがよい

前世紀以来ペンシルバニア州立図書館から無くなっていた1冊の本が返却された。図書館員たちは,図書返却箱に戻されている1657年出版のその本を見つけて驚いた。「タウンゼンド集」という題のこの本は,元々ベンジャミン・フランクリンがその公立図書館の充実を図っていた時に,その指示で購入されたものであった。その本が行方不明になったのは,大体1823年から1900年の間であるとされた。

星占いは無益

「十二宮図が正確かどうかについてのまじめな科学的テストで,人が生まれた日の星のしるしは人の人格に何の影響も及ぼさない,という結論が出ている」と,科学欄担当のピアース・ライトはロンドン・タイムズ紙の中で書いている。カリフォルニア大学で行なわれたその実験には,28人の著名な占星術者が参加していた。そのテストというのは,一人の人に関する占星術の図表に基づいて,その人の正確な性格素描と合わせるというものだった。性格素描は,占星術者になじみ深い質問に基づいて,また占星術者の提案に従ってなされた。一人の人について3通りの性格素描が,すなわち,事実に基づいたものが一つと,でたらめに選ばれたものが二つ与えられた。「占星術者に対するこの試験の結果は当惑させられるもので,その予言はせいぜいまぐれ当たりを期待するくらいの価値しかないことを証明している」と,その記事は述べている。占星術者たちは自発的に実験台になった人たちとじかに会うことはなかった。占星術者は相談者と面と向かい合う時,相談者に感銘を与えるための手がかりを得る,と今回のテストを指導した科学者のショーン・カールソンは述べている。

国連メモ

国連での主な活動は話をすることであるが,そのことに熟達している外交官はほとんどいない。「話をする真の賜物がある人をここで見いだすことはめったにない」と,事務総長のスポークスマンであるフランソワ・ジュリアーニは述べている。「長々と話をする人がいるし,あっけない話をする人もいるが,人の心をとらえる話をする人は多くない」。言うべきことは常に自国の政府によって決められており,ある種の外交儀礼にも従わねばならないことに大いに制約される,と出席者たちは述べている。その上,劇的な演説をしても,大抵は通訳される時にその力が失われる。

□ 一般総会の歴史的な第40会期をたたえるために,米国の一山岳隊がエベレスト山の頂上に国連旗を立てることになっていた。難しい状況のため,頂上まであと240㍍という所で断念せざるを得なかったが,そこに旗を立て,その証拠として写真を撮って帰って来た。「その写真はもう公に発表されることはなく,それについての言及は一切削除された」と,ニューヨーク・タイムズ紙は述べている。「それと言うのも,旗が逆様だったからである」。

動脈か静脈か

冠状動脈手術に静脈よりも動脈を使用するほうが勝っていることが証明された。その手術は,心臓に養分を運ぶ動脈が詰まるようになり,心臓発作の危険がある場合に行なわれる。最近まで,手術をする医師はほとんどの場合,足から静脈の一部を取ってそれを迂廻路として使用してきた。新たな研究では,胸部から乳房内部の動脈を取って使用した場合に優れた結果が得られることが示された。クリーブランド診療施設の医師たちは,動脈迂廻路を使った2,306人の患者と標準的な静脈迂廻路を使った3,625人の患者の長期的な結果を比較した。迂廻路が設けられたのは,それらどの人の場合も,心臓下部前面の冠状動脈であった。その研究班は,10年間調査して,静脈で迂廻路を設けた患者が動脈で迂廻路を設けた患者よりも死亡率が60%高く,心臓発作に襲われる可能性も40%上回っていることに気づいた。

    日本語出版物(1954-2026)
    ログアウト
    ログイン
    • 日本語
    • シェアする
    • 設定
    • Copyright © 2025 Watch Tower Bible and Tract Society of Pennsylvania
    • 利用規約
    • プライバシーに関する方針
    • プライバシー設定
    • JW.ORG
    • ログイン
    シェアする