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過ぐる1年の際立った事柄2013 エホバの証人の年鑑
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韓国では,若い兄弟たちがクリスチャンとして中立を保っていることを理由に,今なお投獄されています。毎月45人ほどの若い兄弟が有罪とされ,1年半の刑を宣告されています。結果として,韓国で現在投獄されている兄弟たちの数は750人ほどになります。世界でも信仰のためにこれほど多くのエホバの証人が投獄されている国は,ほかにありません。1950年以来,1万7,000人ものエホバの証人が刑を宣告され,その刑期は合計3万2,000年を超えます。
2012年,当局はエホバの証人の良心的兵役拒否者に対する扱いをさらに厳しくし,初めてのこととして,予備役への召集を良心的に拒む人に拘禁刑を言い渡しています。以前は,そのように予備役の軍事訓練を拒む人には罰金刑のみが科せられました。予備役への召集は一定の年月の間に何度もあるため,予備兵としての務めを果たすのを拒む人は複数の裁判を受けることになります。例えば,2011年11月,ソン・ホジョンは8か月の刑を宣告されました。そして2012年6月に再び裁判を受け,今度は6か月の刑を宣告されました。彼は2度目の裁判の直後に拘束されましたが,29日後には保釈され,上訴の結果を待っています。現時点で合計14か月の刑に処せられる可能性があります。
韓国では毎月45人ほどの若い兄弟が有罪とされ,1年半の刑を宣告されている
国連規約人権委員会はこれまでに幾度か,良心の自由の権利を侵害しているとして韓国を非難してきました。問題の解決を図るため,同委員会と韓国の憲法裁判所に対して新たな申し立てがなされ,係争中です。
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