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引退聖書に対する洞察,第1巻
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祭司の指示のもとに会見の天幕で奉仕するようレビ人(アロンの祭司の家系の者ではない)を割り当てるに際し,エホバはそれらレビ人の福祉のために愛ある規定を設け,モーセにこう命じました。「これがレビ人に対して適用される。すなわち,二十五歳以上の者が来て,会見の天幕における奉仕の隊伍に入る。しかし,五十歳を過ぎた後は,奉仕の隊伍から退き,もはや奉仕を行なわない。そしてその者は,務めを守る点で会見の天幕にあって自分の兄弟たちに仕えることになるが,奉仕を行なってはならない」。―民 8:23-26; 代一 23:3。
民数記 4章には,レビ人の奉仕の組織が記述されています。そこには,彼らのうち30歳から50歳までの者が登録される,と述べられています。
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引退聖書に対する洞察,第1巻
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レビ人は,25歳から30歳まで5年間,「訓練期間」とも言うべきかたちで奉仕を行なったようです。これら若い人々は重労働には用いられなかったのかもしれません。その仕事は30歳以上の全く成人した男子のためのものとされました。(「年齢,時代」を参照。)その後,契約の箱がシオンの山に常置されてからは(そして特に神殿の建設を間近に控えていた時期には),聖なる所の物品を担う激しい労働はもはやなくなったことでしょう。そのためダビデはレビ人が20歳で奉仕を始めるように取り決めました。それは,神殿での大いに拡大された種々の奉仕を果たすためさらに多くの人が必要であったからと思われます。―代一 23:24-27。
50歳で引退したレビ人はいっさいの奉仕から退いたわけではありません。
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