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ラトビア2007 エホバの証人の年鑑
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エドウィン・リッジウェルは18歳の時にリトアニアに割り当てられました。今では90代のリッジウェル兄弟は当時のことをこう振り返っています。「アンドルー・ジャックとジョン・センペと私の3人は特別な割り当てをいただきました。それはラトビアに出版物を持ち込むというものです。私たちはよくリガ行きの夜行列車に乗りました。座席の下には昼間,寝具類を収納しておくスペースがあり,そこにそのサイズに合わせて作った出版物の包みを置きます。そして下車する前に,包みを衣類などと共に,大きさを変えられる特別製のスーツケースに詰めるのです。気の張る配達を終えた時はいつも,お祝いをしました。その業を監督していたパーシー・ダナム兄弟がリガのレストランでごちそうしてくださったものです」。
フェルディナンド・フルックはしばしば,リトアニアとの国境付近で兄弟たちと落ち合い,兄弟たちから出版物を受け取っては,自宅の納屋の屋根裏にある干し草の下に保管していました。
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ラトビア2007 エホバの証人の年鑑
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[183ページの図版]
エドウィン・リッジウェル(左)とアンドルー・ジャックはラトビアに密かに出版物を持ち込んだ
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