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真の公正をだれに期待することができますかものみの塔 1989 | 2月15日
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ところが,昨年の初め,ニューズウィーク誌はその科学欄で「新説『人類誕生』」という題の特集を組みました。遺伝学の分野における最近の進展に焦点を当てた特集です。予想通り,すべての科学者の同意は得られませんでしたが,最近明るみに出た事実は,わたしたちが皆,遺伝学的に一人の共通の先祖を持つという結論を指し示しています。
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真の公正をだれに期待することができますかものみの塔 1989 | 2月15日
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「新説『人類誕生』」
ニューズウィーク誌はこのような題の記事の中で次のように述べました。「ベテラン考古学者のリチャード・リーキーも『現代人が出現した単一の中心地点など存在しない』と1977年に言い切っている。だが,遺伝学者たちの立場はこれと異なる。『それが正しいとすれば,きわめて重大なことだ』と言うのは,ハーバード大学の古生物学者でエッセイストでもあるスティーブン・グールド。『外見の違いにもかかわらず,すべての人間が実際には最近になってある一つの場所に出現した単一組織体のメンバーであることを示すものだ。われわれがこれまで感じてきたよりもはるかに深い,ある種の生物学的同胞関係が存在することになる』」― 1988年1月11日号。
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