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タヒチ2005 エホバの証人の年鑑
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一番最近の宣教者の到着
フランスから来た一番最近の宣教者は,1990年11月に来たセルジュ・ゴランと妻のマリー-ルイーズです。二人もマルケサス諸島に割り当てられ,会衆を強めるために多くのことを行なってきました。ゴラン夫妻はマルケサス語を学び,驚くべきことに,人が住む六つの島の全家族を訪問しました。
セルジュは,二人が拠点とするヒバ・オア島で唯一の長老ですが,伝道者のいない二つの島を含め,他の島々にも定期的に出かけます。ファトゥ・ヒバ島を最初に訪れた時は,地元のカトリックの助祭とプロテスタントの執事が協力してくれたことに驚きました。二人ともそれぞれの礼拝の終わりに,セルジュが地元の学校で行なう30分の公開講演に出席するようにと発表しました。さらに,プロテスタントの執事はセルジュと一緒に来て講演をマルケサス語に通訳しました。当時はその執事のほうが流ちょうに話せたのです。
セルジュは黒板に聖句を書いて,聴衆が自分の聖書を開いて読めるようにしました。セルジュは祈りもささげ,全員がはっきり「アーメン」と言いました。翌日,ゴラン夫妻はファトゥ・ヒバ島の全家族に文書を配布しました。それ以来,人口600人にも満たないこの島を訪れるたびに温かい歓迎を受けます。
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タヒチ2005 エホバの証人の年鑑
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[120ページの図版]
マルケサス諸島で宣教者として奉仕するマリー-ルイーズ・ゴランとセルジュ・ゴラン
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