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二人がひとつになる ― 幸福な家庭目ざめよ! 1994 | 1月22日
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耳を傾ける: 「本当に耳を傾けることは他の人に対する最高の敬意の表現の一つであり,親密な関係を築きかつ維持するのに極めて重要である」と,ある結婚問題の手引き書は述べています。「賢い者たちの耳は知識を見いだそうと努める」と箴言には記されています。(箴言 18:15)耳は,一目見ただけで開いていることが分かる目や口とは異なるので,本当に耳を傾けていることをどうすれば配偶者に示すことができるでしょうか。その一つとして鏡映,またはアクティブ・リスニングと呼ばれる方法があります。―11ページの囲み記事をご覧ください。
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二人がひとつになる ― 幸福な家庭目ざめよ! 1994 | 1月22日
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[11ページの囲み記事]
「どのように聴くかに注意を払いなさい」― ルカ 8:18
アクティブ・リスニングとは,話す側と聴く側の真の相互理解を図る確実な方法です。鏡映と呼ばれることもあります。聴く側が,耳に入る言葉と把握した意味とを映し出そうとするからです。次のような基本段階を踏みます。
1. 十分の注意を払う。大事な点を聞き落とさないよう耳を澄ます。
2. 言葉には表われない感情をくみ取るよう耳を澄ます。
3. 聞いた事柄を話し手に向かって繰り返す。善し悪しを評価したり,批判したり,言い争ったりしない。正確に要点を把握したことが話し手に伝わればよい。相手の感情を認める。
4. 話し手はあなたの言うことに恐らくうなずいたり,訂正を加えたりするだろう。もしかすると,その話題についてもっと詳しく述べるかもしれない。
5. 正確に理解していない場合,もう一度試してみる。
アクティブ・リスニングは,批判された時の痛みを軽減するのに特に効果的です。批判が多くの場合ある程度の真実に基づいていることを認めましょう。痛烈に批判されたとしても,批判した人に弁解がましく仕返しをするのではなく,アクティブ・リスニングを活用して,その場を和らげてはいかがですか。気分を害したのはあなたのせいだと言われたとしても,その気持ちを理解していることを伝え,それから問題をどのように正せるか当たってみることです。
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