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嫁と姑が円満に暮らす秘けつ目ざめよ! 1990 | 2月22日
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新しいきずなを認める
聖書は結婚の取り決めの正しいあり方をはっきり示しています。神は最初の男と女を創造して一緒にならせたあと,「男はその父と母を離れて自分の妻に堅く付き,ふたりは一体となる」という原則を設けられました。(創世記 2:24)ですから新婚夫婦は,自分たちが新しいきずなで結ばれたことを認めなければなりません。たとえ舅や姑と同居していても,いまは独立した一つの単位として,互いに堅く付いていなければなりません。
しかし父と母を離れるということは,結婚後はもう両親に背を向けてよいとか,両親をもはや敬う必要はないという意味ではありません。「ただ年老いたからといって,あなたの母をさげすんではならない」と,聖書は諭しています。(箴言 23:22)しかし結婚すれば,いろいろな関係が調整されます。そのことを家族の成員が各自よく心得ている限り,新婚夫婦は両親の経験や知恵から学ぶことができます。
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嫁と姑が円満に暮らす秘けつ目ざめよ! 1990 | 2月22日
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「母親と子のきずなは大人になっても強いものなので,同居の場合,息子が『父と母を離れて自分の妻に堅く付く』ことを絶えず意識し,努力する必要があります」。この原則にしたがって光春さんは,育児・教育は妻とだけ話し合い,家事に関しては母親のやり方と妻のやり方を比較しないことにしました。「今では家族全員が,干渉してはいけないところは互いに尊重し合い,協力し合うところは自発的に行なえるようになりました」と語りました。
『妻に堅く付く』ことに加えて夫は,母親と妻との間の調停者でもなければなりません。(創世記 2:24)夫はよい聞き手となり,妻と母親が心の内をすっかり話せるようにする必要があります。(箴言 20:5)ある夫は,いろいろな状況にうまく対処することを学びました。まず妻の考えを引き出し,それから妻のいるところで母親に,問題になっている事柄を話すようにしています。こうして調停役を果たす息子は,家庭の中で,自分の愛する二人の女性が和やかな快い関係をつくり上げるのを助けることができます。
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