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神の目的におけるイエスの比類のない役割を正しく認識するものみの塔 2008 | 12月15日
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「新しい契約の仲介者」
11,12 仲介者としてのイエスの役割は,どんな点で比類がないと言えますか。
11 テモテ第一 2:5,6を読む。イエスは,『神と人間との間のただひとりの仲介者』であり,「新しい契約の仲介者」です。(ヘブ 9:15; 12:24)一方,モーセも仲介者と呼ばれています。律法契約の仲介者です。(ガラ 3:19)では,仲介者としてのイエスの役割は,どんな点で比類がないと言えるでしょうか。
12 「仲介者」と訳されている原語は,法律用語です。ここでは,新しい契約の法的な仲介者(ある意味で代理人)としてのイエスを指して用いられています。その契約により,「神のイスラエル」という新しい国民の誕生が可能になりました。(ガラ 6:16)この国民を構成するのは,霊によって油そそがれたクリスチャン,天の「王なる祭司」となる人々です。(ペテ一 2:9。出 19:6)モーセを仲介者とする律法契約は,そのような国民を生み出すことはできませんでした。
13 仲介者としてのイエスの役割には,どんなことが含まれていますか。
13 仲介者としてのイエスの役割には,どんなことが含まれているでしょうか。エホバはイエスの血の価値を,新しい契約に入れられている人たちに適用なさいます。そのようにして,法に背くことなくそれらの人を義なる者とみなされます。(ロマ 3:24。ヘブ 9:15)そうして彼らを,天で王また祭司となる見込みの伴う新しい契約に入れることができるのです。イエスは仲介者として,その人々が神のみ前で清い立場を保てるよう援助します。―ヘブ 2:16。
14 クリスチャンは皆,自分の望みがどんなものであれ,仲介者としてのイエスの役割を正しく認識するべきです。なぜですか。
14 新しい契約に入っていない人たち,つまり天ではなく地上で永遠に生きることを望む人たちについては,どうでしょうか。それらの人は新しい契約の当事者ではなく,その契約から益を受ける人たちです。罪の許しを受け,神の友として義と宣せられています。(ヤコ 2:23。ヨハ一 2:1,2)わたしたちは各々,自分の望みが天で生きることであろうと地上で生きることであろうと,新しい契約の仲介者としてのイエスの役割を正しく認識するべきです。
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