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心霊術目ざめよ! 2014 | 2月
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死者と交信しようとするのは,間違ったことですか
「あなたは霊媒に身を寄せてはいけない。……それらによって汚れることのないためである」。―レビ記 19:31。
一般的な考え
だれしも,身内を亡くした場合,亡くなった人が苦しんではいないことを願い,そのことを確認して安心したいと思うものです。それで,「故人と連絡を取れるよう,霊媒か霊能者に頼もう。そうすれば,何か分かって,少しは心も安らぐだろう」と言うかもしれません。
聖書の教え
死者と交信しようとすることは,古代において一般的な慣習でした。その是非に関して聖書にあいまいなところはありません。例えば,イスラエル国民に対するエホバ神の律法には,「あなたの中に,……霊媒に相談する者,……死者に問い尋ねる者などがいてはいけない。すべてこうした事を行なう者はエホバにとって忌むべきものであ(る)」と述べられていました。(申命記 18:10-12)聖書にはまた,どんな形態のものであれ心霊術を行なう者が「神の王国を受け継ぐことはありません」とも述べられています。―ガラテア 5:19-21。
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心霊術目ざめよ! 2014 | 2月
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霊媒が細かな点を正確に述べることもあるのではありませんか
「生きている者たちのために死者に問い合わせることがあってよいだろうか」。―イザヤ 8:19。
一般的な考え
霊媒には,死者とその遺族や友人しか知らないようなことを明らかにする能力がある,と言う人もいます。
聖書の教え
サムエル第一 28章には,サウルという不忠実な王が,霊媒に相談してはならないという神のおきてにどのように背いたか,記されています。なんとサウルは,ある霊媒のもとに,つまり亡くなったサムエルという預言者と交信できそうな女性のもとに,伺いを立てに行きました。しかし,その女性は実際にサムエルと言葉を交わしたのではありません。実は偽者,死んだサムエルに成り済ました者と交信していたのです。
その偽者は,邪悪な霊でした。「偽りの父」サタンの使いです。(ヨハネ 8:44)邪悪な霊,つまり悪霊が,死者は生きているという考えを広めるのは,神を中傷するため,また書き記されたみ言葉 聖書をけなすためです。―テモテ第二 3:16。
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