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聖書の39番目の書 ― マラキ書『聖書全体は神の霊感を受けたもので,有益です』
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14 (イ)マラキは将来のどんなことを特に指し示しますか。(ロ)マラキ 3章1節は西暦1世紀にどのように成就しましたか。
14 霊感を受けて記されたヘブライ語聖書の最後の書として,マラキ書はメシアの到来をめぐる出来事を指し示しています。4世紀以上後に起きたそのメシアの出現は,クリスチャン・ギリシャ語聖書を書くべき理由となりました。マラキ 3章1節に記録されているとおり,万軍のエホバはこう言われました。「見よ,わたしは自分の使者を遣わす。彼はわたしの前に道を整えなければならない」。老齢のゼカリヤは霊感のもとに語りつつ,このことが自分の息子である,バプテスマを施す人ヨハネに成就したことを示しました。(ルカ 1:76)イエス・キリストもこの点を確認しましたが,同時に次のように述べました。「バプテストのヨハネより偉大な者は起こされていません。しかし,天の王国において小さいほうの者も彼よりは偉大です」。マラキが予告したとおり,ヨハネは『道を整える』ために遣わされたので,イエスが後に王国のための契約を結んだ人たちの一人ではありませんでした。―マタイ 11:7-12。ルカ 7:27,28; 22:28-30。
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