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メシア聖書に対する洞察,第2巻
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イエスに関する重要な預言とその成就
預言
出来事
成就
ユダの部族に生まれる
マタ 1:2-16; ルカ 3:23-33; ヘブ 7:14
エッサイの子ダビデの家系から生まれる
マタ 1:1,6-16; 9:27; 使徒 13:22,23; ロマ 1:3; 15:8,12
ベツレヘムで生まれる
処女から生まれる
その誕生後,みどりごたちが殺される
エジプトから呼び出される
その前に道が整えられる
マタ 3:1-3; 11:10-14; 17:10-13; ルカ 1:17,76; 3:3-6; 7:27; ヨハ 1:20-23; 3:25-28; 使徒 13:24; 19:4
任命される
その宣教によってナフタリとゼブルンの人々は大いなる光を見た
例えを使って話した
わたしたちの病を担った
エホバの家に対して熱心さを示す
エホバの僕として,街路で言い争うことをしない
人々は信じない
子ろばに乗ってエルサレムに入城する。王として,またエホバのみ名によって来る者として歓呼して迎えられる
マタ 21:1-9; マル 11:7-11; ルカ 19:28-38; ヨハ 12:12-15
イザ 28:16; 53:3; 詩 69:8; 118:22,23
退けられるが,主要な隅石となる
マタ 21:42,45,46; 使徒 3:14; 4:11; ペテ一 2:7
つまずきの石となる
使徒たちの一人が不忠実になり,イエスを裏切る
マタ 26:47-50; ヨハ 13:18,26-30; 使徒 1:16-20
銀30枚で裏切られる
マタ 26:15; 27:3-10; マル 14:10,11
弟子たちが散り散りになる
ローマの権力者とイスラエルの指導者たちは結束して,エホバの油そそがれた者に敵する
マタ 27:1,2; マル 15:1,15; ルカ 23:10-12; 使徒 4:25-28
審理を受け,有罪とされる
マタ 26:57-68; 27:1,2,11-26; ヨハ 18:12-14,19-24,28-40; 19:1-16
偽りの証人が立てられる
訴える者たちの前で沈黙する
マタ 27:12-14; マル 14:61; 15:4,5; ルカ 23:9
いわれなく憎まれる
打たれ,つばを吐きかけられる
詩 22:16,脚注
杭につけられる
マタ 27:35; マル 15:24,25; ルカ 23:33; ヨハ 19:18,23; 20:25,27
その衣のためにくじが引かれる
罪人たちと共に数えられる
杭の上でののしられる
酢と胆汁が与えられる
神に見捨てられ,敵の手に渡される
骨は一本も折られない
刺し通される
罪を除き去るために,また神のみ前における義なる立場への道を開くために,犠牲の死を遂げる
マタ 20:28; ヨハ 1:29; ロマ 3:24; 4:25; コリ一 15:3; ヘブ 9:12-15; ペテ一 2:24; ヨハ一 2:2
富んだ人と共に埋葬される
足かけ3日墓の中にいた後,復活を受ける
マタ 12:39,40; 16:21; 17:23; 27:64; 28:1-7; 使徒 10:40; コリ一 15:3-8
詩 16:8-11,脚注
腐れが生じる前によみがえらされる
エホバは霊によって生み出すことと,復活とにより,イエスが神のみ子であることを宣言される
マタ 3:16,17; マル 1:9-11; ルカ 3:21,22; 使徒 13:33; ロマ 1:4; ヘブ 1:5; 5:5
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メシア聖書に対する洞察,第2巻
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イエスはメシアとして受け入れられた 福音書に見られる歴史的な証拠は,イエスが本当にメシアであったことを証明しています。1世紀に証人たちに問い尋ね,証拠を吟味する立場にあった人々は,その歴史的情報を信頼に値するものとして受け入れました。彼らはその正確さを強く確信していたため,その確証された情報を基盤とする信仰のゆえに迫害に耐え,死ぬことをいといませんでした。福音書の歴史的な記録によると,イエスがキリストつまりメシアであることを,様々な人々が公に認めていました。(マタ 16:16; ヨハ 1:41,45,49; 11:27)イエスは彼らが間違っているとは言われず,時には自分がキリストであることを認められました。(マタ 16:17; ヨハ 4:25,26)また,ご自分がメシアであることをはっきり述べようとされなかったこともあれば,ご自分がメシアであることを公にしないよう他の人に指示したこともありました。(マル 8:29,30; 9:9; ヨハ 10:24,25)イエスは,人々がご自分の話を聞いたりその業を見たりすることのできるところにおられましたが,そのことから,イエスは人々がその証拠を確かな土台として信じるよう望んでおられたことが分かります。そのようにすれば彼らの信仰は,ヘブライ語聖書の成就を自分自身で目撃したという事実の上に築かれることになりました。(ヨハ 5:36; 10:24,25。ヨハ 4:41,42と比較。)ヘブライ語聖書は,イエスが実際にメシアであることを人々が知り,信じることができるよう,メシアが後に行なう事柄に関する豊富な情報を提供しました。今はそのヘブライ語聖書に加えて,イエスがどんな方で何を行なわれたかを示す福音書の記録が備えられています。―ヨハ 20:31。「イエス・キリスト」を参照。
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