ものみの塔 オンライン・ライブラリー
ものみの塔
オンライン・ライブラリー
日本語
  • 聖書
  • 出版物
  • 集会
  • 塔88 3/15 30–31ページ
  • 聖書教育における新たな里程標

視聴できるビデオはありません。

申し訳ありません,ビデオをロード中にエラーが発生しました。

  • 聖書教育における新たな里程標
  • エホバの王国を告げ知らせるものみの塔 1988
  • 関連する記事
  • 宣教訓練学校 ― 活動に通ずる大きな戸口
    わたしたちの王国宣教 2004
  • アフリカで開設された新しい学校
    目ざめよ! 1993
  • 世界じゅうの人の益となる卒業生を送り出す学校
    エホバの王国を告げ知らせるものみの塔 2006
  • 王国の奉仕者たちを訓練する
    神の王国は支配している!
もっと見る
エホバの王国を告げ知らせるものみの塔 1988
塔88 3/15 30–31ページ

聖書教育における新たな里程標

1987年10月1日木曜日は,エホバの証人の世界的な協会が行なう聖書教育における新たな里程標となりました。新しい宣教訓練学校の開校日だったのです。24人の独身の兄弟たちから成る第1期生は,特別な訓練を受けるために米国ペンシルバニア州コラオポリスにある広々としたピッツバーグ大会ホールに集まりました。その地域に住むエホバの証人で,自分の家を持つ親切な人たちが,8週間の訓練期間中それらの学生たちを泊めるため,自分の家を開放しました。

学生たちは午前中に入学の登録を行ない,教科書を受け取ると共に初めの訓示を受けました。夜の7時半には,この新しい学校の開校式に参列しようと心を沸き立たせた1,518人のエホバの証人で大会ホールは満員になりました。

エホバの証人の統治体の成員であるアルバート・シュローダーが司会者を務めました。歌と祈りの後シュローダー兄弟は,ピッツバーグの都市の監督であるロバート・ドーソンを紹介しました。ドーソン兄弟は,ピッツバーグへやって来た24人の学生を温かく歓迎し,彼らにすすんで宿舎を提供した13人の人たちをほめました。そして,ドーソン兄弟が宿舎を提供する人たちに思い起こさせたのは,すべての事に耐え,すべての事を信じ,すべての事を希望し,すべての事を忍耐する愛を示すのは特権であるということでした。(コリント第一 13:7)さらに学生たちには,客として感謝と謙遜さとすすんで助けを差し伸べる精神とを示さなければならない,ということを思い起こさせました。そのようにして,生涯にわたる友情を築くことができるのです。

そのあと学生たちが紹介され,それぞれ名前と出身地,そしてエホバへの奉仕における経歴を述べました。プエルトリコ,アルゼンチン,カナダ,および香港<ホンコン>からやって来た人たちもいましたが,そのほかの学生は米国東部から来ていました。英語のほかにスペイン語,フランス語,イタリア語,あるいは中国語を話す人もいました。

次に司会者は,教訓者の一人であるジェームズ・ヒンダラーを紹介しました。ヒンダラー兄弟は,マタイ 7章24節と25節に基づき,完遂することの大切さを強調しました。物事を行なうこと,つまり教えられる事柄を実践することによって完遂するのです。そのようにする学生たちは,流砂ではなく岩塊の上に自分の「家」を建てていることになるのです。

別の教訓者であるランダル・デービスが次に学生たちに話をしました。その話はイザヤ 54章13節に基づいたもので,学生たちは他の人たちに教えを分かつことができるようエホバに教えられる,ということに言及しました。学生たちは,真の「助け手」,すなわちエホバ神の聖霊に全面的に頼ることが必要になるのです。―ヨハネ 14:26。

次にアルバート・シュローダーが,自分にとってこの夕べは聖書教育における別の里程標を思い起こさせる,ということについて話しました。シュローダー兄弟は1943年2月1日の思い出を語りました。その日には,ものみの塔ギレアデ聖書学校の開設に当たり,100人の学生と(自分も含む)4人の教訓者,および来賓としてブルックリンから来た人たちが,ニューヨーク市のサウスランシングに集まりました。その時から44年以上にわたり,ギレアデ学校はエホバの祝福を受けてきました。それは,聖書に基づいて訓練された6,000人余りの宣教者たちが全地に散在していることから分かります。それからシュローダー兄弟は,宣教訓練学校で教えられる様々な課目に言及しました。例えば,聖書の教え,神権組織(この課目では,監督や奉仕の僕の責務に多くの注意が向けられる),神の管理,公に話すことといった課目があります。また,「聖書から論じる」という本も含め,様々な教科書が用いられることにも注意が喚起されました。シュローダー兄弟は話の結論として,イザヤ 45章23節の成就に注目し,宗教上の反対者たちは,医学,法律,聖書年代学などの分野でエホバの証人の正しさを認めざるを得ず,それゆえ事実上,神にひざを屈めている,と述べました。

次の話し手である,統治体のカール・クラインが選んだのは,「パウロに見倣う者となりなさい」という主題でした。クライン兄弟は,いかに使徒パウロが自分に見倣うようにと繰り返し他の人に勧めたかを説明しました。パウロがそのように勧めることができたのも,自分がキリストに見倣っていたからでした。(コリント第一 11:1)学生たちは,聖書に通じていて聖書を巧みに用いる,大胆かつ熱心に宣べ伝える,利他的な態度を保つ,慎み深く謙遜である,辛抱強く忍耐する,などの点でパウロに見倣うよう諭されました。

そのあと,やはり統治体の成員であるセオドア・ジャラズが,「新しい学校 ― その目的は何か」という主題で開校式の話をしました。話の冒頭で,この学校の入学志願者は世界中の野外で必要とされる場所ならどこででも奉仕することに同意した人たちであることが述べられました。5万4,000余りの会衆に325万人を超えるエホバの証人が交わっているので,牧し,教え,大いなる福音宣明の業において指導の任に当たる,資格ある男子が大いに必要とされています。ずっと昔にエホバは,「人々という形の賜物」を与えると予告なさいました。(詩編 68:18)神は使徒時代にそのことを行なわれました。使徒パウロがエフェソス 4章8節から11節で述べているとおりです。今日でもエホバは『人々の賜物』を与えておられ,この新しい学校によってそれらの人々のうちの幾人かを訓練しようとしておられます。

ジャラズ兄弟はさらに,学生たちはそれぞれ生まれつきの能力を持っているが,キリストはそうした能力を強化してくださる,と述べました。しかし,それには努力も必要であり,話し手はこの24人の学生たちならその努力をするだろうという確信を表明しました。また,エホバの義の規準から決してそれてはならないことを指摘し,指導の任に当たる人たちは自らの模範と影響によって助けになれる,と話しました。組織内の責務を引き受ける,資格ある男子が大いに必要とされている場所はこの地上に少なくありません。長老が一人か二人しかおらず,奉仕の僕の数も限られているような大きな会衆でも,そのような男子が必要とされています。ですから,なぜ宣教訓練学校を開設する必要があったか,その理由は明らかです。それは,結婚していない長老や奉仕の僕を訓練して,世界中の野外のどこにおいても奉仕できるようにすることです。彼らは受ける訓練の結果,牧者としてより良い備えができ,増加する群れを世話してゆけるでしょう。

エホバの証人は皆,この宣教訓練学校を活用できるようにしてくださった神に感謝することができます。ジャラズ兄弟は話の結論で,「わたしたちは皆,詩編 79編13節に表現されている,『あなたの民,あなたの放牧地の羊であるわたしたちは,定めのない時に至るまであなたに感謝をささげ,代々あなたの賛美を告げ知らせるのです』という,エホバに対する考えや気持ちの点で一つに結び合わされているに違いありません」と述べました。そのあと,非常に忘れがたいこの喜ばしい集まりは,歌と祈りをもって閉じられました。

    日本語出版物(1954-2026)
    ログアウト
    ログイン
    • 日本語
    • シェアする
    • 設定
    • Copyright © 2025 Watch Tower Bible and Tract Society of Pennsylvania
    • 利用規約
    • プライバシーに関する方針
    • プライバシー設定
    • JW.ORG
    • ログイン
    シェアする