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新しく始まる学校ものみの塔 1987 | 6月1日
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統治体は,協会の多くの支部と野外において,責任を担う資格ある男子の必要性が高まっていることを鋭く意識しています。この必要を満たす助けとして幾つかの手段が講じられてきました。
宣教訓練学校
ギレアデ学校の第82期卒業生の皆さん,そしてこの最も築き上げる場に臨んでおられるすべての方々は,1987年の秋に新しい学校が始まるのを知って喜ばれることでしょう。宣教訓練学校と呼ばれるこの学校は,ものみの塔ギレアデ聖書学校の分校となるため,一部の外国の兄弟たちも出席できます。最初のクラスは,協会が初期の発展を遂げる最初の拠点となった,米国ペンシルバニア州ピッツバーグ市で,今年の10月1日ごろに開かれる予定です。最初のクラスが終了した後,他のクラスも米国の様々な場所で,一定の間隔を置いて開かれるようになるでしょう。
入校する人たちは,一定の霊的な資格を満たしていなければなりません。最初に訓練を受けるのは,健康な独身の長老や奉仕の僕たちです。できるなら開拓者であることが望まれます。学校に招待される人は,世界の畑に必要の大きい所があればどんな所でも,訓練された通りに進んで仕えなければなりません。それには,進んで自らを差し出したイザヤのような精神が求められます。イザヤは,「ここにわたしがおります! わたしを遣わしてください」と言いました。(イザヤ 6:8)この第82期卒業生の皆さんも,百以上の国々ですでに奉仕している宣教者も,訓練された他の兄弟たちと一緒に肩を並べて働くときを待ち望むことができます。
宣教訓練学校のための全く新しいカリキュラムが準備されています。会衆の長老や奉仕の僕としてある程度の組織上の経験を持つ資格ある兄弟たちの訓練を目的とした学校が設けられました。
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新しく始まる学校ものみの塔 1987 | 6月1日
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今度はさらに,会衆の責任を担う点で,ある程度の経験を持つ資格ある男子のための優れた教育課程が備えられるようになりました。それらの男子は敬虔な専心を目ざして訓練されるでしょう。そうした訓練は,正しい見方を保つように彼らを助け,パウロがテモテにあてた手紙の中でさらに語った事柄に注意を集中するよう彼らを備えさせることになるでしょう。パウロはこのように述べました。「あなたの若さをだれにも見下げられることのないようにしなさい。かえって,語ることにも,行状にも,愛にも,信仰にも,貞潔さにも,忠実な者たちの手本となりなさい。……公の朗読と説き勧めることと教えることにもっぱら励みなさい。これらのことをよく考えなさい。それに打ち込んで,あなたの進歩がすべての人に明らかになるようにしなさい」― テモテ第一 4:12,13,15。
テモテの場合と同様に,今日,会衆の責任ある立場に任命されている兄弟たちは,比較的年若い男子も含めて,今こそ自分たちの進歩を明らかにすべきふさわしい緊急な時であるということを理解していなければなりません。そのようにするなら,自分が神の規準にかなっており,霊的な関心事を気遣う誠実な気持ちを抱く者であるという証拠を心から示すことになり,さらに勝った奉仕の特権の資格を得るようになります。―フィリピ 2:20,21。
神の目的が果たされる最終段階にある今の必要を考えると,エホバの組織内のどこであれ,エホバに用いていただけるのは特権です。わたしたちはこの新しい,時宜にかなった宣教訓練学校が組織によって備えられたことを,偉大な牧者としてのエホバと,りっぱな羊飼いであるイエス・キリストに深く感謝いたします。
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