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研究9 ― 考古学と霊感による記録『聖書全体は神の霊感を受けたもので,有益です』
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その碑文には一部次のように書かれています。「わたしは,ケモシュ・[……]の子……ディボン人,モアブの王メシャ(である)。……イスラエルの王オムリであるが,彼は多年(字義,日々)にわたりモアブを卑しめた。ケモシュ[モアブの神]が彼の地に対して怒りを覚えたからである。そして王の子がその跡を継いだ。彼もまた言った,『わたしはモアブを卑しめよう』と。わたしの時に,彼は(そのように)言ったのである。しかしわたしは彼とその家に対して勝利を収め,一方,イスラエルは永久に滅びたのである。……そしてケモシュはわたしに言った,『行け,イスラエルからネボを取れ』。そこでわたしは夜のうちに行き,夜の明ける時から昼までこれと戦った。そしてわたしはそこを取り,そのすべてを打ち殺した。……そしてわたしはそこからヤハウェの[器]を取り,それらをケモシュの前に引いて来た」。d 最後の文に神の名が出てくることに注目してください。これはこのページの下に掲載されているモアブ碑石の写真に見られます。それは碑文の右側,18行目に四文字語<テトラグラマトン>の形で出ています。
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研究9 ― 考古学と霊感による記録『聖書全体は神の霊感を受けたもので,有益です』
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[333ページの図版]
モアブ碑石
18行目の右側に古い字体で記されている四文字語<テトラグラマトン>を拡大したもの
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