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クラウディウス・ルシアス聖書に対する洞察,第1巻
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クラウディウス・ルシアスは使徒パウロの件を扱ったために「使徒たちの活動」の書の記述の中に登場します。彼および共にいた兵士と士官たちは,騒いでいる暴徒の手で殺されないようパウロを救出しました。パウロを捕まえると,クラウディウス・ルシアスは使徒を縛るように命じました。騒がしさのためパウロに対する訴えの性質を問い尋ねて確かめることができなかった彼は,使徒をアントニアの塔にあった兵営に連れて行くように命じました。―使徒 21:30-34。
クラウディウス・ルシアスは,パウロが,先ごろ暴動を起こして「短剣を持った」4,000人の男を荒野に連れ出したエジプト人であると誤って結論しました。しかし,そうではないことが分かると,彼は,多分そこの要塞に設けられていた階段から群衆に話したいというパウロの願いを聞き入れました。パウロが諸国民のもとに行く自分の使命に触れるや,事態はまたも暴力的になり,クラウディウス・ルシアスは,パウロを兵営の中に連れて行き,むち打って十分に取り調べるようにと命じました。―使徒 21:35-40; 22:21-24。
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