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真に価値があるのは何ですかものみの塔 1986 | 6月15日
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「その多くはむなしい生活を送り,職に就くことができず,永続的な関係が全くなく,孤立した活動範囲内をあてもなく転々と移動している。しかも,気遣ってくれる人はだれもいない。それはなぜか。あまりにも金持ちだからである」― 1984年5月15日付,ニューヨーク・タイムズ紙。
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真に価値があるのは何ですかものみの塔 1986 | 6月15日
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しかし,上に引用した新聞記事は,お金持ちの抱える感情面の問題を扱っていました。お金や所有物を得ることを中心にして生活するのは,明らかに危険であると言えるでしょう。ところが,そういう生き方をする人は少なくありません。貪欲なまでの野望は致命的な事態を招く場合があります。30代や40代の精力的な男性が心臓発作で死亡したという話を耳にします。中には,お金にかかわる野望を遂げるために健康を,はては命をさえ危うくした人もいます。そのような人が,「全世界をかち得ても,それによって自分の魂を失うなら,その人にとって何の益になるでしょうか。また,人は自分の魂と引き換えに何を与えるのでしょうか」というイエス・キリストの言葉を心に留めていたなら,それほどひどい事態に至らなかっただろうということには,特別信心深い人でなくても同意できるはずです。―マタイ 16:26。
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