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目ざめよ! 1997
目97 11/8 28–29ページ

世界展望

エイズとアジア

西欧諸国ではエイズ患者の数がわずかながら減少しているところもあるが,アジアではこの流行病が猛威を振るっている地域が少なくない。アジアウィーク誌によると,インドの患者数は「1990年代の前半だけで71倍に増加した」。1990年には患者数が世界第57位だったタイは,1990年代の半ばには第5位になった。カンボジアは第173位から第59位に上がり,フィリピンは同じ期間に131%の増加を見た。幾つかの国での子供を用いたセックス産業の繁栄が問題の一因であることは周知の点だが,アジアウィーク誌によると,「観光事業のもたらすドルに大きく依存している」国の政治家の中には,子供を用いたセックス産業に対して「有意味な措置を取ることを渋る」人がいる。

ドイツにおけるアレルギー

ドイツ連邦企業健康保険計画協会が出した研究報告は,14歳以上のドイツ人の4人に一人が何らかのアレルギーに悩まされていることを明らかにした。最も一般的なアレルギーは花粉症で,ほぼ600万人のドイツ人がかかっている。約230万人は太陽アレルギーに悩まされており,200万人余りは動物の毛が原因でアレルギーを起こしていると,南ドイツ新聞は伝えている。アレルギーを患う人の40%余りはその病状に対して薬を服用しており,10%はアレルギー症状が日常の生活に深刻な支障をきたしていると述べた。この調査は,ある種の「仕事や専門職,例えば製パン業,木工,看護婦,医師などは,アレルギーにかかる率が高い」ことも明らかにしている。

手を洗ってください!

「手を洗うことは,多くの伝染病の広がりを防ぐ上で最も効果的で簡単,かつ経済的な方法である」と,イタリアのコリエーレ・デラ・セラ紙は述べている。しかし,「イタリア人10人のうち3人以上はトイレの使用後,すぐに食事をする時にさえ手を洗わない」。この調査結果は,他の国で行なわれた同様の調査とほとんど同じである。「手は食物にばい菌をうつし,汚染の連鎖を起こす」と,細菌学者エンリコ・マリアノは説明している。この連鎖を断ち切るにはどうしたらよいか。手を ― つめの先も含めて ― 石けんと湯または微温湯で最低30秒は(細菌を除くのに最低必要な時間)洗うことである。これには,10から15秒,手をこすり合わせることも含まれる。腕から指にかけて十分に洗い流してから,よく乾かすようにと,同記事は勧めている。

児童虐待と免疫機能

日本の三重大学の研究者たちによると,児童に対する虐待が長引くと,その児童の免疫機能は低下して,病気にかかりやすくなる。同大学は,身体的虐待による脳出血や他の症状で死亡した生後1か月から9歳までの児童50人の遺体を調べた。マイニチ・デーリー・ニューズ紙によると,それらの児童の胸腺は「免疫機能を担う部分であるが,通常の重さの半分以下に減少していた」。虐待が長いほど胸腺も小さくなる。実際,「半年以上も虐待されていたある児童の胸腺は一般児童の16分の1になっていた」と同紙は伝えている。研究者たちは,心理的虐待や,親が食事の世話を怠ったことによる低栄養状態でも同じような胸腺の縮小が見られたと報告している。

健康的な生活様式を勧める

世界保健機関(WHO)発行の「ワールド・ヘルス・リポート 1997」の中で同機関は,人類が増し加わる「苦しみの危機」に直面していると警告している。毎年,ガンや心臓病,また慢性的な健康問題が原因で2,400万人余りが死んでおり,他の何億人もの人に一層大きな負担がかかろうとしている。今後25年間に,ガンの患者数はほとんどの国で2倍になると見られている。裕福な国々で強力な殺し屋となっている心臓病や脳卒中が,貧しい国々でも普通に見られるようになる。これらの可能性を踏まえてWHOは,健康的な生活様式を促進し,致死的な病気を誘発しやすい危険要因 ― 健康によくない食事,喫煙,肥満,運動不足 ― を減らすため,世界規模のキャンペーンを「強化し,持続する」よう呼びかけている。

B型肝炎の死者

世界保健機関は,毎年100万人を超える人たちがB型肝炎で死亡すると推定している。小児科医のヤグディシュ・チンナッパは,そのうち15万人ほどがインドで死亡していると述べた。タイムズ・オブ・インディア紙によると,同医師は,多国籍の一製薬会社が主催した会議で,インドには「HBV[B型肝炎ウイルス]保菌者が3,500万人から4,000万人いて,世界の全保菌者数の10%を占めている」と説明した。同紙はさらに,「慢性肝臓病の2件に1件,また原発性肝臓ガンの10件に8件はB型肝炎の感染による」と伝えている。

屋内空気汚染

インドのニューデリーにあるタタ・エネルギー研究協会(TERI)の最近の研究によると,インドでは,空気汚染に関係する病気で毎年220万人が死亡する。この研究はその主要な原因が屋内の空気汚染であることを示していると,インディアン・エクスプレス紙は伝えた。石炭やまきや動物のふんを燃料にして料理をするスラム街の女性たちが最大の危険にさらされている。屋外の大気汚染を抑制するための措置は取られているが,家の中にいる大勢の人のために危険を減らすことはあまりなされていないと,専門家たちは感じている。TERIの会長R・K・パチャウリは,「隠れた危機がいま生じており,すぐに解決策を見つけることは不可能に思われる」と述べている。

水戦争

1997年3月にモロッコのマラケシュで開催された初の,水に関する世界フォーラムでは,世界の水の供給の将来に関する不吉な予言が幾つもなされた。汚染,干ばつ,人口増加は,以前にも増して水資源に負担をかけている。フランスのル・モンド紙が報告するように,「水の需要は世界人口の2倍の速さで増大している」。世界気象機関によると,2025年までに,世界人口の3分の2は供給が需要に追いつかない地域に住むことになる。関係者の中には,公平な解決策が見つけられないかぎり,21世紀の戦争は水が原因で生じると懸念を表明する人もいる。すでに「国連は,紛争の危険のある地域約300か所を特定している」とル・モンド紙は述べている。

ベネズエラの暴力犯罪

エル・ウニベルサル紙によると,人口2,000万人のベネズエラで,毎月平均400人余りが殺害されている。ある組織が行なった調査によると,犯罪の増加のおもな原因は経済的なものではなく社会文化的なものである。同紙は「貧困は非行の主要原因ではない」という見出しを掲げ,ベネズエラの暴力行為は人間の価値観や家庭における親の訓練の欠如に起因している,とその調査報告が述べていることを伝えた。専門家たちは,状況を改善するためにはきちんとした子育てを教え,もっと家族中心の生き方を励ますことを勧めている。

中国とメソポタミアのつながり

長年,古代中国文明は外界の影響を受けることなく中国の黄河流域で生じたと考えられてきた。この説は,最近の考古学の発見により疑問視されている。フランスのクーリエ・アンテルナシオナル誌によると,考古学者のチームは,中国の四川省成都市の近くの発掘現場で,外壁に囲まれた古代の神殿と思われる遺跡を発見した。考古学者たちは,神殿の構造と外形が古代メソポタミアのジッグラトによく似ていると報告している。京都大学の小南一郎教授は,「[四川]は古代中国の特異な文明の発祥地で,インダス文明やメソポタミア文明と密接な関係があったことも考えられる」と述べている。

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