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ホバブ聖書に対する洞察,第2巻
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しかし,マソラ本文の裁き人 4章11節は,ホバブがモーセのしゅうとであるとしています。(新世,ヤング,ロザハム,ダービー,ユダヤ,モファット,聖ア)それで,ホバブという一つの名前は別個の二人の人物,すなわちモーセのしゅうとと義理の兄弟を表わしているのかもしれません。その可能性があることは,モーセのしゅうとに複数の名が付けられているということから分かります。―出 2:16-22; 3:1と比較。
一方,ホバブが確かにレウエルの子だけに付けられた名前で,したがってモーセの義理の兄弟だけに付けられた名前だったとすれば,ホバブがモーセのしゅうとであるとの言及は,ホバブが父レウエルの代表とみなされていたことを意味しているに違いありません。その場合,レウエルは当時すでに死んでいたと思われます。―「エテロ」; 「ケニ人」を参照。
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