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喜んで自分を差し出した人たち ― 台湾ものみの塔 2014 | 10月15日
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ローラ
カナダ出身のローラという独身の姉妹は,台湾西部で開拓者として奉仕しています。しかし10年ほど前までは,伝道が全く好きになれませんでした。「好きになれるほど伝道に出なかったのです」,とローラは説明します。その後,カナダの幾人かの友達から,メキシコで1か月間一緒に伝道しよう,と誘われました。「ひたすら伝道したのは,あの時が初めてです。とても楽しくて,びっくりしました」とローラは言います。
そうした楽しい経験がきっかけとなり,ローラはカナダの外国語会衆への移動を考えるようになりました。中国語の言語コースに入り,中国語の群れで奉仕し,台湾に移動する目標を立て,2008年9月にその目標を実現させました。「新しい環境に慣れるまで,およそ1年かかりました。でも今は,カナダに戻ることなど考えられません」と姉妹は言います。伝道についてはどう感じているでしょうか。「本当に楽しいです。研究生がエホバを知るようになり,生活を変化させてゆくのを見るほど,うれしいことはありません。そのような大きな喜びを何度も経験してきました」。
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喜んで自分を差し出した人たち ― 台湾ものみの塔 2014 | 10月15日
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米国から来た独身の開拓者の姉妹メーガンも「旅路を楽しみ」ながら,より流暢に中国語を話す目標を達成できるよう努力しています。毎週末,姉妹は幾人かの奉仕者と共に,台湾最大の港である高雄<カオシュン>という魅力的な区域で伝道し,船から船に良いたよりを漁師たちに宣べ伝えています。インド,インドネシア,タイ,バヌアツ,バングラデシュ,フィリピンなどの国から来た漁師たちです。メーガンはこう言います。「漁師の人たちは港に少しの間しかいません。それで,聖書研究をすぐその場で始めます。わたしの場合,すべての人に証言するため,たいてい四,五人の漁師と一度に研究しています」。中国語の勉強のほうはどうでしょうか。「もっと早く習得できれば,と思っていますが,ある兄弟の言葉を心に留めています。『最善を尽くしましょう。そうすれば,足りないところはエホバが補ってくださいます』という言葉です」。
メーガン
台湾に移動した独身の姉妹たち
英国のキャシーは移動する前,独身の姉妹が安全に奉仕できる国がどこかを調べました。自分の不安についてエホバに祈って,幾つかの支部に手紙を書き送り,独身の姉妹にとってどんな危険があるかを尋ねました。その後,支部からの返事を注意深く考慮し,台湾がいいと思いました。
2004年に31歳で台湾に移動したキャシーは,簡素な生活に努めています。姉妹はこう述べています。「果物や野菜を安く売っている所を,兄弟姉妹たちに教えてもらいました。おかげで,節約できています」。簡素な生活を送るうえで,何が助けになっていますか。キャシーはこう言います。「質素な食事や服装で満足できるよう,頻繁に助けを祈り求めます。エホバは,わたしの祈りに答えてくださっていると感じます。わたしに何が必要かを教え,欲しいものが全部なくても満足できるように助けてくださいます」。そしてこう付け加えます。「簡素な生活を楽しんでいます。霊的な事柄に集中できるからです」。
キャシー
キャシーの生活は簡素なだけでなく,興奮にも満ちています。その理由について姉妹はこう言います。「多くの人々が良いたよりにこたえ応じる区域で伝道できるんです。うれしくてたまりません!」 姉妹が台湾に来て開拓奉仕を始めた町には中国語の会衆が2つしかありませんでしたが,現在では7つになっています。キャシーはこう言います。「こうした驚くような成長を見たり,人々を組織に導いたりできるので,わくわくするような毎日です」。
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