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    2009 エホバの証人の年鑑
    • モザンビーク

      マダレーナは30歳を過ぎたばかりだった1992年に自動車事故に遭い,下半身不随になってしまいました。以来,めったに家から出なくなりました。3年後のある日,エホバの証人が家の外で,マダレーナの父親に話しかけました。この父親は伝統的な宗教の指導者で,自宅の裏庭で集会を開いている人でした。マダレーナは,兄弟たちが父親と話し,自分について尋ねているのを耳にしたので,兄弟たちに家の中へ入ってもらいました。そして,自分に誠実な関心を払ってくれることに感激しました。聖書研究の勧めに応じ,学んだことに強い関心を示しました。証人たちはマダレーナの熱意を見て,集会へ行くのを助けるなど,いろいろと実際的な方法で援助しました。そのような助けが与えられ,マダレーナは2002年にエホバへの献身を象徴することができました。

      マダレーナの両親は,娘に対する証人たちの気遣いに深い感銘を受けました。母親は集会に出席するようになり,夫の宗教をやめました。父親は最初のうち,今の宗教を絶対にやめないと言っていましたが,やがて自分も集会に出席し始めました。信者たちは当然,自分たちの指導者であるこの人に圧力をかけてきました。しかし,父親は自分の立場をはっきりさせて,宗教関係の物品を全部焼き捨てました。そして2007年に妻と一緒にバプテスマを受けました。現在,その家族は全員が霊的に活発なクリスチャンになっています。

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    2009 エホバの証人の年鑑
    • [45ページの図版]

      マダレーナ

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